- 前半少し引っ張られて、道中で一旦落ち着きつつ→ラスト4Fの戦いになる。
- 高い持久力&末脚の持続力が問われる。
菊花賞過去10年のラップタイム
過去のラップタイムから傾向を探ってみる。2018(フィエールマン:3.06.1)
12.8-11.9-12.5-12.9-12.6-12.4-13.3-13.0-12.8-12.7-12.8-12.2-12.2-10.7-11.3
天候:晴 芝:良
上り4F:46.4 3F:34.2
3F毎ラップ:37.2-37.9-39.1-37.7-34.2
勝ち馬コーナー通過:07-07-05-06
勝ち馬上り3F:33.9
2017(キセキ:3.18.9)
13.2-12.6-12.0-13.1-13.2-13.5-14.5-14.3-13.5-13.0-13.1-12.9-13.4-12.7-13.9
天候:雨 芝:不良
上り4F:52.9 3F:40.0
3F毎ラップ:37.8-39.8-42.3-39.0-40.0
勝ち馬コーナー通過:14-14-12-07
勝ち馬上り3F:39.6
2016(サトノダイヤモンド:3.03.3)
13.0-11.3-11.0-12.4-12.2-12.7-13.6-13.2-12.3-12.7-12.2-12.0-11.6-11.5-11.6
天候:曇 芝:良
上り4F:46.7 3F:34.7
3F毎ラップ:35.3-37.3-39.1-36.9-34.7
勝ち馬コーナー通過:08-08-09-05
勝ち馬上り3F:34.1
2015(キタサンブラック:3.03.9)
12.7-11.1-11.6-12.3-12.5-13.1-13.7-13.7-11.8-12.1-12.0-11.9-11.6-12.2-11.6
天候:晴 芝:良
上り4F:47.3 3F:35.4
3F毎ラップ:35.4-37.9-39.2-36.0-35.4
勝ち馬コーナー通過:05-05-10-08
勝ち馬上り3F:35.0
2014(トーホウジャッカル:3.01.0)
13.0-12.0-12.0-12.0-11.9-11.7-12.4-12.5-12.3-12.4-12.2-11.7-11.7-11.6-11.6
天候:晴 芝:良
上り4F:46.6 3F:34.9
3F毎ラップ:37.0-35.6-37.2-36.3-34.9
勝ち馬コーナー通過:05-05-05-02
勝ち馬上り3F:34.5
2013(エピファネイア:3.05.2)
13.0-12.5-11.7-12.3-11.7-12.1-13.0-12.7-12.6-12.6-12.8-12.1-12.0-11.8-12.3
天候:曇 芝:不良
上り4F:48.2 3F:36.1
3F毎ラップ:37.2-36.1-38.3-37.5-36.1
勝ち馬コーナー通過:03-03-02-02
勝ち馬上り3F:35.9
2012(ゴールドシップ:3.02.9)
13.0-11.9-12.2-12.2-11.6-11.6-12.6-12.5-12.3-12.2-12.5-12.2-11.9-11.8-12.4
天候:晴 芝:良
上り4F:48.3 3F:36.1
3F毎ラップ:37.1-35.4-37.4-36.9-36.1
勝ち馬コーナー通過:17-17-04-02
勝ち馬上り3F:35.9
2011(オルフェーヴル:3.02.8)
12.7-12.2-12.0-12.0-11.7-12.3-12.7-12.6-12.4-12.1-12.9-12.1-11.5-11.6-12.0
天候:曇 芝:良
上り4F:47.2 3F:35.1
3F毎ラップ:36.9-36.0-37.7-37.1-35.1
勝ち馬コーナー通過:10-10-06-03
勝ち馬上り3F:34.6
2010(ビッグウィーク:3.06.1)
13.2-11.5-11.8-12.5-12.0-12.5-13.2-13.0-13.1-12.7-13.0-12.0-11.8-11.9-11.9
天候:小雨 芝:良
上り4F:47.6 3F:35.6
3F毎ラップ:36.5-37.0-39.3-37.7-35.6
勝ち馬コーナー通過:03-03-02-02
勝ち馬上り3F:34.4
2009(スリーロールス:3.03.5)
12.9-11.5-11.7-11.9-11.9-12.1-12.6-12.6-12.5-13.4-12.9-11.7-11.4-12.2-12.2
天候:晴 芝:良
上り4F:47.5 3F:35.8
3F毎ラップ:36.1-35.9-37.7-38.0-35.8
勝ち馬コーナー通過:03-03-05-04
勝ち馬上り3F:35.2
過去10年の平均ラップタイム
12.95-11.85-11.85-12.36-12.13-12.40-13.16-13.01-12.56-12.59-12.64-12.08-11.91-11.80-12.08
36.65-36.89-38.73-37.31-35.79
3.05.37
ラップ傾向
(過去記事の転載)ラップタイムを見れば、前半はミドルペースくらいの流れだが1周目のスタンド
前まではある程度のスピードを保ったまま進んで、その分1コーナー~向正面は
ほぼ確実に緩む展開。レースはその後3コーナーあたりから一気に動き出して、
上がりはこのコースだけに4Fの戦いになる。
レース全体の形としては、上がりでしっかりとペースアップする展開にはなって
いるのだが、この舞台では基本的には速い脚は必要ない。
それよりもとにかく、ある程度速い前半&長い道中を耐える(追走で無駄脚を
使わない)ための高い持久力と、最後は少し惰性勝負っぽくなる上がりの部分で
"止まらない"ための持続力を備えていることが重要になる。
特に前者の持久力に関してはこの距離だけに大前提となるので、その点をクリア
出来て初めて(好走のための)土俵に上がることが可能になるイメージ。
そしてそこから、後者の持続力によって、最後まで伸び切った馬が勝つ…という
ように、2つのステップを踏むことで勝敗が決する、やはり格がしっかりと問わ
れるレースになっている。
ただ一つ注意しておきたいことは、同じ3000m級のレースでも天皇賞とは違って
ここでは(どの馬も距離的に未知数な状態で走るため)道中が極端に緩む展開も
あり得て、持久力の足りない馬が、道中死んだ振りから末の持続力だけで上位に
食い込む(≒性能の高さで距離の壁を越える)可能性はある…ということ。
そのようなタイプは当然のように軸にはすべきではないが、道中の展開が最も
読みづらい条件のレースなだけに、3着まで考えれば、どうしても押さえておく
必要はあるのかも知れない…。
好走の条件
・持久力(心肺機能、有酸素運動能力)が高いこと
・末脚の持続力があること
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