2020年2月26日水曜日

フェブラリーステークス回顧(ラップ分析)2020


まとめ
  • 前半~(特に)道中が速い展開で、上がりは掛かった。
  • 高い持久力&持続力が問われた。

フェブラリーS結果

モズアスコット1.35.2 35.4 08-08
ケイティブレイブ1.35.6 35.6 09-09
サンライズノヴァ1.35.8 35.3 12-13
ワンダーリーデル1.35.8 35.5 12-11
タイムフライヤー1.36.1 37.0 03-03

天候:晴 ダート:良
上り4F:48.8 3F:36.5
前半4F:46.4
12.5-10.9-11.2-11.8-12.3-12.2-11.9-12.4




レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、前半ある程度速い流れから、道中はなかなかスピードが
落ちない展開。そこから直線で少し加速しつつ、相対的に上がりは掛かった。

今回の場合、前3Fのタイムは平均強という程度だが、前がやり合って、とにかく
流れが落ち着かなかった。
当然、(3コーナー過ぎに一旦控えたかどうか?で少し違ってくるが)追走の
水準は高くなって、適性的には、高い持久力&持続力が必要になった。

脚質的には、この展開なのでやはり前の馬には厳しくなって、基本的には差し
馬が浮上した格好。

そしてその中でも、(速いコーナーでの”押し上げ”の厳しさという点で)ロスの
ない競馬をした馬が優勢になったイメージで、実際に1、2、4着馬は、文字
通りのアウトインアウトを実行したファインプレー。ジョッキーそれぞれの騎乗
という部分でも、見どころの多いレースだった。

この先に向けては、とりあえず上位の地力は信頼できるし、次戦以降にも普通に
つながっていきそう。それに加えて前から負けた馬や、外を回して浮上し切れ
なかった馬の巻き返しにも注目はしておきたい。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

モズアスコット
3コーナー過ぎは一旦控えた格好だが、前半はある程度引っ張られていたし、
その中で直線もしっかりとした脚で抜け出しての完勝。
前半は向かい風でかなり砂を被る状況だったし、単に強い内容というだけでは
なく、ダートで戦っていく中での収穫も大きかったイメージ。
この先は、元々厳しい展開の方がいい馬だし、芝と比べればダートの方がその
手のレースになる確率は高く、結果を出しやすい…というのはあるのかも。
そして芝のG1を勝てるだけのスピードを備えた兼用タイプ…という部分で、
とりあえず海外のダートで見たい。

ケイティブレイブ
展開に対する位置取り、コース取りともに完璧な競馬での浮上。この騎乗をした
ジョッキーが今年まだ1勝もしていないというのは…。
ともかく、これでチャンスは増えるはず(そうでなければ…)。
馬に関しては、元々厳しい展開でこそというタイプだが、それ故に(使える脚を
考慮して)高い位置取りにつけることが多くなり→結果展開と噛み合わない…に
なりがちだった中で、今回はバッチリとはまった。前傾が基本のフェブラリーS
では(過去2回は積極策だった中で)これが正解だったということだろう。
まだまだ地力では出来ることを証明。この先も期待はしたい。



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