2020年2月19日水曜日

京都記念回顧(ラップ分析)2020


まとめ
  • (実質)まずまずの水準から→後半は長い脚を使う展開。
  • 持久力&持続力が問われた。

京都記念結果

クロノジェネシス2.16.4 35.8 03-03-03-03
カレンブーケドール2.16.8 35.9 08-08-07-05
ステイフーリッシュ2.17.1 36.7 02-02-02-02
ノーブルマーズ2.17.2 36.4 06-06-05-05
アルメリアブルーム2.17.3 36.4 06-06-07-07

天候:雨 芝:重
上り4F:49.6 3F:36.9
前半1000m:61.1
13.0-11.4-12.4-12.3-12.0-12.6-13.1-12.7-12.4-12.2-12.3




レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、前半まずまずの入り方から、道中も速い流れ。そこから
上り坂で一旦ペースダウンした後、勝負所でジワジワと加速する形。

もちろんこれは1頭が飛ばして作ったラップ。
しかし後続も、スタート直後はある程度流れに乗っていたし、道中も単に溜めた
という訳ではなくて、大きな緩急がついたレースラップを、ちょうど平均的に
ならした感じの脚の使い方。

その水準自体、掛かる馬場を考えれば低くないし、やはり一定以上の持久力は
問われたと言っていいはず。

また後半に関しても、レースのラップ自体が徐々に加速していく中で、時間を
掛けてジワジワと詰めて、長い脚を使った形。
適性的には当然、高い持続力を備えていることが重要になった。

ともかく今回は、展開そのものはイレギュラー的だったが、シンプルに地力が
反映された印象で、この先に向けても、裏付けとしてしっかりと機能していき
そうな雰囲気。上位の今後に素直に期待したい。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

クロノジェネシス
個人的にレース前、急に思い立って距離不安を口にしてみたが、とりあえずは、
そういうことではなさそう。結局これは展開だな…と。つまりは前傾か後傾か。
思えば秋華賞は、ある程度回復していたとは言え稍重の馬場で、前傾の内容から
→最後止まらない…という強さ。今回も、自身は後傾の内容ではあったものの、
一応引っ張られつつ→長い脚を使う展開の中で、最後止まらない…という強さ。
極端な決め手があったり、元々はバゴ産駒”らしからぬ”というイメージだった馬
だが、成長して馬体がしっかりとした今となっては、結構”らしく”なってきた
雰囲気ではある。
大阪杯かヴィクトリアマイルかの話は飛ばしつつ、正直もう、宝塚記念が頭の
中にチラついている。そして、この馬場適性。海外も見える。期待は大きい。



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