2020年4月24日金曜日

福島牝馬ステークス展望(ラップ傾向&予想)2020



まとめ
  • やや前傾の一貫した流れの中で、多少の緩急がつく展開。
  • 持続力と切れをバランス良く備えていることが必要になる。
  • 予想◎デンコウアンジュ

過去のラップタイム

2019 12.7-12.0-12.5-12.8-12.2-11.7-11.5-11.2-11.5
2018 12.4-11.2-11.5-12.1-11.8-11.7-12.2-11.7-12.2
2017 12.4-11.1-11.4-12.0-12.0-11.8-11.8-12.1-12.2
2016 12.5-11.4-11.7-12.6-12.5-12.2-11.8-11.3-11.5
2015 12.3-10.8-11.5-12.2-12.0-11.8-11.7-11.7-12.0
2014 12.7-10.8-12.0-12.5-12.0-11.8-11.7-11.3-12.2
2013 12.7-10.7-10.7-11.7-12.1-12.2-12.3-12.1-11.9
2012 12.4-10.6-11.0-12.1-12.1-12.4-12.3-11.5-11.7
2011 12.2-10.9-11.8-12.4-12.3-11.8-11.4-10.7-11.9 新潟開催
2010 12.6-10.8-11.9-12.7-12.3-11.9-12.2-11.7-12.8

過去10年の平均ラップタイム(2011年は除く)
12.52-11.04-11.58-12.30-12.11-11.94-11.94-11.62-12.00
1.47.07




ラップ傾向

(過去記事の転載)

過去のラップタイムを見ると、前半がまずまず速い流れになって、道中は極端
ではないものの少し落ち着いてからジワジワと加速して行く展開で、そこから
勝負所でもう1段の加速を示しつつ→最後だけ少し落ちる形。

このレースは、展開として一応緩急がつくのだが、その振れ幅は大きくなくて、
コースのイメージ通りに「やや前傾の一貫した流れ」というのが基本。

当然適性的には、持続力を備えていることがまずは重要になるが、勝負所では
一応しっかりとした加速を示すこともあるため、そこに対応できる程度の切れは
欲しくて、それらをバランス良く備えているタイプの方が信頼は出来る。

脚質に関しては、単純にペース次第といったところだが、前半じっくりと入って
先行馬が残る場合でも、前半引っ張られて差し馬が浮上する場合でも、どちらに
しても過去の好走馬の挙動としては、レースを通して一定に近いラップを踏めた
馬が上位に入っていて、位置取りよりもまずは「脚の使い方」に注目したい。


好走する条件
・(レースを通しての)持続力と切れをバランス良く備えていること



予想


とりあえず今回は速い馬がいる。平均よりも少し厳しい展開を想定して、道中
~上がりという脚の使い方で浮上出来そうなタイプを中心に考えたい。


◎デンコウアンジュ
昨年ここを勝利。そして今年も中山牝馬Sで少し差し届かず→4着からの参戦。
その手のタイプが、3コーナーから馬群全体がイケイケな感じになる福島で前進
する…というのは、最早1つのセオリーとも言えるし、単純に考えても、前走と
比べてエスポワールなどとの斤量差が詰まる場面。
それでいて人気はそちら…と言うのなら、感覚的にはこちらを選びたくなる。

○エスポワール
この馬も前走・中山牝馬Sで差し届かず…という3着。こちらの方が斤量が軽い
条件ではあったものの、デンコウアンジュとの競り合いの中で最後まで抜かせ
ない地の強さを見せたし、元々示している性能と合わせて考えれば、当然上位。
今回、速い馬が恐らく勝負所で落ちてくる中で、それを最内枠からどう捌くか?
という難しさはあるが、実力的に、周ってくれば普通に浮上はしそう。

▲フェアリーポルカ
前走は、道中がかなり締まった厳しい展開の中で、中団から→上がりをしっかり
まとめての勝利。当然その地力は認めていいはず。
基本的には切れ&地の強さの馬で、いい脚を長く…というタイプとは少し違う
ので、方向性としてはここがベストではないだろうが、今回は外枠を引いて、
自然と控える形になりそう…という点で、展開はハマりそう。やはり注目。

注フィリアプーラ
前走は、後方から大外を回しつつ→浮上出来ずという10着。
道中が厳し過ぎて全馬が脚をなくすような展開で、(決め手で覆せず)比較的
ロスを抑えた競馬をすることが重要だったため、内容的には一応度外視できる。
その中で(相対的に…ではあるが)末を伸ばした相手もいるので、強くは推せ
ないが、この手の舞台には合いそうなタイプ。巻き返す可能性は考えたい。

△サラキア
前半であまり引っ張られたくないタイプ的に、今回は位置取りが鍵になりそう
だが、近走ある程度積極的な競馬で結果を出しているのが、微妙と言えば微妙。
実力はもちろん上位で、元々道中~上がりという脚の使い方が出来ていた馬でも
あり、可能性は普通にあるが…、最終的には鞍上の考え方次第。控えるなら。

△レッドアネモス
この馬も一応、中山牝馬Sで中団のやや後ろから→上がりをまとめての6着。
基本的には切れ方向のタイプだし、この手の舞台向きか?と言えば微妙だが、
前走は休み明けで、今回1度叩いた上積みがあれば、前進する可能性もあって
いいはず。相手には考えてみたい。

☆リュヌルージュ
前走は、かなり厳しい展開を好位から粘り込んでの2着。軽斤量だったことは
もちろん大きいだろうが、一定の地力はやはり認めておきたいところ。
厳しい展開という部分では、この舞台の方が好位の馬は残りづらいので、扱い
としてはここまでだが、(どこまで出来るか?)一応注目はしてみたい。

☆ハーレムライン
谷川岳S以来、これと言って結果を残せていないのだが、個人的な指数では常に
上位にランクインしてくる馬。つまり内容はそれほど悪くない。
その点どこかで穴を開けそうだし、脚の使い方的に、もう少し控える競馬なら…
という印象もある中で、距離延長は1つの機会になり得るかも。ほんのり注目。



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