2020年4月11日土曜日

阪神牝馬ステークス展望(ラップ傾向&予想)2020



まとめ
  • 道中まずまずの水準から→しっかりと加速する展開。
  • 一定の持久力&切れが問われる。
  • 予想◎ビーチサンバ

過去のラップタイム

2019 12.5-11.1-12.0-12.3-12.1-11.0-11.0-11.6
2018 12.9-12.0-12.3-11.9-11.9-11.0-11.1-11.7
2017 12.5-11.5-11.6-11.9-11.8-11.2-11.8-12.0
2016 12.8-10.8-11.6-11.9-11.8-11.1-11.3-11.8

過去4年の平均ラップタイム
12.68-11.35-11.88-12.00-11.90-11.08-11.30-11.78
1.33.95




ラップ傾向

過去の平均ラップタイムを見ると、前半~道中はミドルペースくらいの流れで、
そこから勝負所で一気に加速→上がりは速いラップの中で一応右肩下がりの形。

現状ではまだ年によるバラつきが大きくなっているものの、とりあえずここでは
落ち着いた入り方からの→上がり勝負が基本。勝負所での加速も大きくなるし、
適性的にはやはり切れが問われる。

ただし道中に関しては、(これもバラつきは大きいが)速くはないが遅くもない
それなりの水準で流れ、尚且つ早い段階で一気に脚を使い切る格好になるため、
直線は(多くが同じ脚になって→)惰性的な戦いになりがち。

最後まで息を持たせられる一定の持久力と、フットワークや脚元の効率面も一応
重視しておきたいところ。


好走の条件
・切れ&一定の持久力があること



予想


◎ビーチサンバ
前走は、(個人的に)馬体の構造的に馬場に合わない…と思っていたのだが、
ある程度好位の馬で決まった中で、後方から→最後しっかり詰めての5着。
そこで崩れないのであれば…という部分で、当然評価はしたくなる。
ローズSや桜花賞では、早い段階で脚を使いつつ→惰性で最後の最後をまとめる
(相対的に伸びを見せる)という内容を示している馬。
ある程度流れに乗る競馬であれば、押し切れる可能性はあるはず。期待したい。

○ダノンファンタジー
馬体&走法から単純に距離短縮はプラス。素直に"性能"というタイプで、ここの
方向性には合っているし、普通に好走はしてくるものとして扱いたいところ。
あとは最後の最後の部分。走法的な部分で、(競り合いなど)あまり惰性の戦い
にはしたくないので、ローズSのように、他よりワンテンポ仕掛けを遅らせる
ような競馬が出来れば…といったところ。

▲シゲルピンクダイヤ
はっきりとした後傾の中で上がりは右肩下がり…という、ここに近い展開だった
桜花賞で2着した馬。その時は、他の上位馬よりも1つ遅らせた内容だったし、
外を回さずに内寄りを捌いた好騎乗でもあったので、そのままの評価をしていい
のか?は微妙だが、好走した事実を重く見て、一定の評価はしておきたい。
デムーロJに替わってどのような競馬になるのか?も含め、注目しておきたい。

注サウンドキアラ
年明けの京都開催は例年よりも深い芝で、ここ2走は、その中での一瞬の加速を
問う…という性質。キビキビとした脚の使い方がハマり過ぎ…の印象もあった。
もちろん、パフォーマンス自体は普通に高くなっているし、ディープ産駒なので
今の阪神でも特に問題なく好走してくる可能性は十分にあるが、本番に向けて
ここは1度冷静に観る機会…としておきたい。

△アマルフィコースト
昨年ここでは2着。その時はスローを番手から粘った内容だったが、同舞台の
ポートアイランドSでも強い競馬をしているし、適性はやはり備えていそう。
前走・京都牝馬Sでも、昨年に引き続き好走は出来ているし、状態が問題ない
のであれば、今年も粘り込む可能性は考えたい。
ダイワメジャー産駒の"惰性力"というのは、やはり侮れない。



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