2020年4月16日木曜日

阪神牝馬ステークス回顧(ラップ分析)2020


まとめ
  • 前半ある程度速い流れから、溜め→切れという展開。
  • 一定の持久力&切れが問われた。

阪神牝馬S結果

サウンドキアラ1.32.9 33.7 05-05
スカーレットカラー1.33.1 33.4 14-15
ディメンシオン1.33.2 34.4 03-02
ビーチサンバ1.33.3 33.9 07-09
ダノンファンタジー1.33.3 34.3 04-04
リバティハイツ1.33.3 34.2 07-05

天候:晴 芝:良
上り4F:46.4 3F:34.5
前半4F:46.5
12.3-10.8-11.4-12.0-11.9-11.2-11.7-11.6




レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、前半がある程度速くなり、道中は一旦落ち着きつつ、
勝負所でしっかりと加速。全体としては前後半ほぼイーブンの展開になった。

今回の場合、(平均ラップの方がスローなので目立ち過ぎるくらいだが)やはり
前半はそれなりに流れた扱いで、その後の道中は馬場を考えれば平均弱だが、
このレースとしては引っ張られた格好。一定の持久力は問われたはず。

そこから上がりの部分に関しては、この舞台らしく勝負所でしっかりと加速。
当然、適性的には切れを備えていることが重要になった。
(最後の加速は、勝ち馬の強さ&脚の使い所によるもの)

脚質的には、無理をし過ぎず&それなりに流れに乗った馬が優勢になった印象
だが、馬場もある程度良い状態を保っていた部分で、極力ロスを抑えることも
重要になったイメージ。

本番に向けては、アエロリットがいなくなったヴィクトリアマイルがどのような
レースになるのか?微妙だが、スピード水準的には例年よりもつながる可能性は
考えられる。他のレースによる持続力の裏付けは必要だが、注目はしたい。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

サウンドキアラ
インで溜める形から、直線も進路が開くのを待ってじっくりと追い出しつつ→
一瞬で抜けて、そのまま押し通しての勝利。
持ち前の切れを存分に発揮した強い内容だった。
本番では、細かく脚を使うタイプ的に、やはり坂上をどうこなすか?が課題に
なりそうだが、外枠発走で外を回しつつ→主張し切れなかった昨年の内容などを
考えると、やはり内寄りの枠を引きたいイメージ。ロスなく、詰めるのに脚を
使わない形なら、可能性はあっても良さそう。とりあえず当週金曜を待ちたい。

スカーレットカラー
後方から、直線は中を捌いて(こじ開けて)→しっかりと浮上しての2着。
岩田Jらしい極力ロスを抑えた好騎乗だが、やはり決め脚は相当なものがある。
元々持続力の方に寄っていて、この手の舞台ではどうしても主張出来なかった
タイプ。その馬が府中牝馬S&今回と、突き抜けるような脚を使った。
前半からもう少しスピードに乗れれば…という部分はあるものの、本番はもっと
持続的な要素が問われるはずだし、単純に、面白そうではある。



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