- ペースアップする場面はあったが、基本は後半長くいい脚を使う展開。
- 一定の持久力&末脚の持続力が問われた。
- ロスなく進めることが重要になった。
大阪杯結果
1 | ラッキーライラック | 1.58.4 | 33.9 | 03-03-03-05 |
2 | クロノジェネシス | 1.58.4 | 34.0 | 03-03-03-03 |
3 | ダノンキングリー | 1.58.5 | 34.3 | 01-01-01-01 |
4 | カデナ | 1.58.6 | 33.5 | 11-11-12-12 |
5 | ワグネリアン | 1.58.8 | 34.0 | 05-05-05-08 |
天候:晴 芝:良
上り4F:45.9 3F:34.2
前半1000m:60.4
12.9-11.7-12.3-11.9-11.6-12.1-11.7-11.3-11.2-11.7
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、スタートは落ち着いた入り方をして、その分道中で一旦
しっかりとペースアップする展開。そこから少しだけ溜めつつ→ジワっと&ある
程度大きな加速を示して、上がりは速くなった。
ゆったりした流れとは言え、2000mの道中で11秒台半ばまで上げるというのは、
やはり前2頭はやり過ぎ。しかしそれによって、後続も一定水準以上で追走する
形にはなり、持久力による淘汰は一応あったはず。
その水準に耐えられることを前提として、(後続は特に早めに詰めていく形では
あったので)後半長くいい脚を使うという部分で、当然末の持続力が問われた。
後半型の展開で、コーナー部分が絶対的に速い形。それを外から押し上げようと
すれば、間違いなく脚を使い過ぎる。今回必要になったのは、勝負所で頑張って
詰める必要がないポジションに身を置き、尚且つ相対的に溜めるためにロスの
少ない競馬をすること。このレースらしく、立ち回りが重要な一戦だった。
その点でこの先に向けては、上位の地力は認めつつも、外を回して負けた馬、
前でやり過ぎて負けた馬などの巻き返しにも、しっかりと注目しておきたい。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
ラッキーライラック
スタートでしっかりと内を取り切って、その後は前2頭をじっくりと眺めつつ、
勝負所はロスなく→直線開くのを待って交わすだけ…という完璧な競馬で勝利。
結果論的には、最初の1Fで勝負を決めたようなもの。鞍上の好騎乗だった。
今回は、持続型の上がり勝負ということでエリザベス女王杯に近く、この先、
前半からもっと引っ張られる展開でどうなるか?というのはあるが、自在性が
あり流れが速ければ本来控えることも出来る馬。大きく崩れるイメージにはなら
ないし、宝塚記念まで含めて、やはり活躍には期待できそう。
(こんなご時世でなければ、本当はもっと海外で見てみたいタイプだが…)
クロノジェネシス
外枠発走だったが、流れが緩い区間でジワっと好位に取りつき、その分勝負所で
極端にロスをすることがなく→上がりをまとめての2着。
今回の条件を考えれば、これも間違いなく北村友Jの好騎乗だった。
馬自身も、回ってきたコースを考えれば、勝ち馬と同等かそれ以上の評価をして
いいはずだし、近走で勝ち切った時の内容からは、前傾の展開になってしっかり
引っ張られた場合に前進を示す可能性は大いにある。
個人的にはとにかく、宝塚記念で待ちたい感覚。
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