2020年6月21日日曜日

ユニコーンステークス展望(ラップ傾向&予想)2020



まとめ
  • 前半がかなり速くなり、一応加速はしつつも、上がりは少し掛かる展開。
  • 持久力が問われる。
  • 切れと持続力をバランス良く備えていることが必要。
  • 予想◎タガノビューティー

過去のラップタイム

2019 12.3-10.5-11.1-11.9-12.6-12.3-12.0-12.8
2018 12.2-10.8-11.8-12.3-12.3-11.9-11.5-12.2
2017 12.0-10.6-11.5-12.3-12.8-12.7-12.1-11.9
2016 12.5-11.1-11.7-12.0-12.3-11.8-12.0-12.4
2015 12.4-10.8-11.3-12.3-12.1-12.1-12.1-12.8
2014 12.1-10.8-11.5-12.2-12.9-12.1-11.9-12.5
2013 12.4-11.1-12.1-12.5-12.5-11.9-11.7-11.8
2012 12.4-11.0-11.6-12.1-12.6-12.3-12.1-12.4
2011 12.3-10.7-11.3-12.1-12.6-12.3-12.1-12.8
2010 12.3-11.0-11.6-12.1-12.2-12.3-12.0-13.1

過去10年の平均ラップタイム
12.29-10.84-11.55-12.18-12.49-12.17-11.95-12.47
1.35.94




ラップ傾向

(過去記事の転載)

ラップタイムを見ると、前半が相当に速くなって、勝負所では加速する形には
なっているが、さすがにレース後半は時計の掛かる展開になる。

とにかくここの特徴は、芝でもハイペースに分類されるくらいの前半の速さで、
当然のようにかなりの持久力が問われることになる。

また道中~上がりの部分は、形としては一旦溜めて→再加速というリズムに
なり、(特に勝ちを意識する馬は)早い段階から追い上げる中で変化をつける
必要がある。⇒適性的に切れと持続力をバランス良く備えていることが重要。

どちらにしてもこれだけの厳しい展開なので、細かい適性以上に、基本的には
地力の高い馬が自然と浮上してくる…というイメージにはなるので、「タフな
流れを好走している」などの強さを見せている馬を素直に狙いたいところ。


好走する条件
・相当な持久力が必要(大前提)
・切れと持続力をバランス良く備えていること



予想


土曜は不良から→徐々に回復していく馬場だったが、その手の条件で起こりがち
になる、内⇔外の脚抜きに差が出て(前も残るが)外差しズバッというレースも
いくつか見られた。

日曜は明け方に雨がパラついて→日中は曇という予報。また回復途上かも。
速い馬もいるし、しっかりと末を伸ばせるタイプを中心に考えてみたい。

◎タガノビューティー
プラタナス賞&ヒヤシンスSに関しては、道中落ち着いた流れで決め手を発揮
しての浮上だったが、前走はそれまでにない水準で引っ張られつつ→上がりを
まとめての3着。(芝ではあるが)朝日杯のハイペースを浮上した経験もある
訳だし、地力を兼ね備えたタイプであることは間違いないはず。
後方が定位置というところで、本来ここでは勝ち切れるか?となるのだが、前走
よりもう少し渋った馬場が残るなら、前進もあって良さそう。期待してみたい。

○カフェファラオ
新馬戦は、道中は締まった流れではあったし、前走も、後方から、早い段階から
動いて→押し通した内容で、中身の良さは間違いなさそう。
しかし後傾の内容で2連勝…というところで、実際にスピードで引っ張られた
裏付けがないため、正直これは走ってみなければ…なところがある。
なので、この2番手は1つ目を瞑って…となるが、タガノビューティーが浮上
する想定であれば、イメージ的にこの馬も一緒に来そうな雰囲気。推しておく。

▲レッチェバロック
デビュー2戦は前傾の7F戦を余裕の圧勝。特に前走の前半~道中で自身が踏んだ
水準は3歳馬のレベルでは到底なく、その地力は当然認められる。
指数的にはナンバーワン。あとの問題は、8Fで末を伸ばせるか?という部分。
過去7F経由で→ここで好走した馬は(イメージ通り)ある程度上がりをまとめる
内容を示しているもので、その例外は2014年2着のコーリンベリーくらい。
同馬よりもパフォーマンスは遥かに上なのは確かだが、少しだけ下げておく。

注デュードヴァン
同舞台で3勝。走る毎にしっかりとパフォーマンスも上げてきていて、前走は
前半~道中で高い水準のラップを踏んでの勝利。地力は普通に上位に扱える。
ただしこれまでのところ、前半で脚を使いつつ→後半は平均的に脚を持続させる
…という内容になっていて、勝ち切るところまで考えると、(止まらないだけ
ではなく)もう一つ末を伸ばせれば…という部分がある。その点で相手まで。

△サトノラファール
前走は、前半速い流れの中で、自身は前後半イーブンに近い内容でまとめての
差し切り。そのパフォーマンスは、とりあえずここでも上位に扱えるし、内容
的にも、例年の7Fから→ここにつながる形…という括りにも分類できる。
東京型の変化をつける脚の使い方ができるか?というのはあるが、ゆったりした
タイプで(元々短縮してきた馬だが)距離延長も問題ないはず。相手には。

△ケンシンコウ
前走は、締まった流れに引っ張られる形で、自身も高い水準のラップを踏みつつ
→上がりをまとめての差し切り。コーナーはロスなく…という内容ではあった
ものの、一定の地力は認められる。
性能の部分でも地力の部分でも、上位評価にした馬たちに対しては威張れるまで
ではないが、そこそこの着に食い込む可能性は考えてみたい。

△サンライズホープ
前走は、ハッキリ後傾の内容ではあるのだが、パフォーマンス自体は結構高い。
前々走では、前半でかなり脚を使いつつ→一応の粘りを見せているし、それらの
合わせ技で、とりあえずここでも上位には扱って良さそう。
少しゆったりとした部分のあるタイプ。マイルのスピードに対してどこまで?
という課題はあるが、実力的に相手には考えてみたい存在。

☆フルフラット
サンバサウジダービーカップは、(おそらくではあるが)前半~道中がかなり
締まって→上がりはハッキリと掛かった内容での勝利。後ろの物足りなさは少し
あるかも知れないが、潰したとも言えるし、一定の地力は示した扱いにはなる。
国内での1戦も含めて、末を伸ばせるか?という点で東京へのつながりは微妙
なので、ここは1つ区別した扱いにするが、とりあえず新味を出せるなら。



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