2020年7月23日木曜日

中京記念@阪神回顧(ラップ分析)2020


まとめ
  • 前半(~道中)がかなり速く、最後は落ち込む展開。
  • 高い持久力&持続力が問われた。
  • 差し馬有利。

中京記念結果

メイケイダイハード1.32.7 34.8 11-07
ラセット1.32.7 33.9 16-17
エントシャイデン1.32.8 34.7 12-12
ケイアイノーテック1.32.8 34.7 12-12
ミッキーブリランテ1.33.0 35.4 09-03
ギルデッドミラー1.33.0 35.3 03-04

天候:晴 芝:良
上り4F:46.9 3F:35.2
前半4F:45.8
12.3-10.5-11.2-11.8-11.7-11.3-11.4-12.5




レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、前半がかなり速く、道中もある程度高い水準で進んだ
展開で、勝負所では一応の加速は示しているものの、最後は落ち込んだ形。

今回の特徴は、やはり前半の速さ。
それだけで言い表せてしまうくらいにシンプルに厳しい流れで、尚且つ道中でも
しっかりとした溜めが入らなかったことで→加速も小さくなり、適性的には当然
高い持久力&持続力が問われた。

脚質面でも、これもまたシンプルに差し馬有利…という内容。
厳しい前半を受け流しつつ→じっくりと出番を待った馬が浮上した格好で、好位
からの馬は最後は厳しくなった。

今後に向けては、差し浮上した馬にしても、道中ではかなり高い水準のラップを
踏んでいたし(→上がりは止まりながら)、当然それらの地力は認めつつ、好位
&早めに仕掛けた馬の巻き返し…という部分にもやはり注目はしておきたい。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

メイケイダイハード
斤量は軽く、展開に対する位置取り的にも恵まれた格好だが、前述した通り、
道中ではかなり脚を使っている内容になっていて、そのパフォーマンスは十分に
高い扱い。まずは、素直に地力を認めたいところ。参った…。
過去の経歴から、タイプ的には持続力特化というイメージで、それにプラスして
今回の脚の使い方を考えると、本質は7Fか?という感覚にはなる。
ただし、中山8Fならば話は別。9月開催はまた絶好調のスピード馬場…という
可能性もあるので微妙なところだが、開幕週でも差せるような馬場の作り方で、
上手く内を掬えるようなことでもあれば…面白いかも知れない。動向に注目。

ミッキーブリランテ
勝負所で一気に仕掛けて→直線伸び切れず…という5着。上位は全て自身よりも
後ろからの馬だったことを考えれば、やはり勿体ない内容…とは言える。
とりあえずは、シンプルに巻き返す(前進する)可能性を考えたいところ。

ギルデッドミラー
斤量はもちろん軽い立場で(勝ち馬とは同格扱いだが)、速い流れが気性的に
合っていた部分もあるのかも知れないが、展開的に逆境の立場となる、積極的な
競馬をしつつも→崩れなかったことは、やはり評価できる。
当然これも、次戦以降での巻き返しに期待したいところ。



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