2020年8月1日土曜日

クイーンステークス展望(ラップ傾向&予想)2020



まとめ
  • 淀みのない流れの中で、多少の緩急がつく展開が基本。
  • 切れ&持続力(のバランス)が問われる。
  • 予想◎フェアリーポルカ

過去のラップタイム

2019 12.2-11.9-12.1-12.2-12.2-11.9-11.5-11.1-11.9
2018 12.1-10.8-11.5-12.1-12.6-12.5-11.8-11.3-11.5
2017 12.2-11.2-11.8-11.6-11.5-11.9-12.1-11.5-11.9
2016 12.5-11.6-12.4-12.6-12.4-11.9-11.6-11.2-11.5
2015 12.3-11.6-11.6-12.1-12.3-12.1-11.7-11.6-11.8
2014 12.3-11.3-11.5-11.3-11.4-11.5-11.8-12.4-12.2
2013 12.6-11.5-11.6-12.1-12.3-12.2-12.3-12.3-12.5 函館開催
2012 12.3-11.4-12.1-12.1-12.3-11.9-11.6-11.7-11.8
2011 12.4-11.0-11.7-11.6-11.7-11.9-12.1-12.0-12.2
2010 12.4-11.5-12.3-12.8-11.6-12.0-11.8-11.2-12.0

過去10年の平均ラップタイム(2013年は除く)
12.30-11.37-11.89-12.04-12.00-11.96-11.78-11.56-11.87
1.46.76




ラップ傾向

(過去記事の一部修正)

ラップタイムを見ると、前半はミドルペースで、その後は道中で(形としては)
一旦落ち着きつつ→勝負所に掛けて徐々に加速していく…という展開。

近年は道中が少し緩む展開も増えていて、平均で見てもある程度の緩急がつく
のだが、その振れ幅自体はそこまで大きくなっている訳ではなく、やはりこの
舞台らしく、レースを通して一定以上の水準に居続ける"持続力"が必要。

それを前提とした上で、勝負所で動いて行ける"切れ"が問われるイメージで、
両者をバランス良く併せ持っているタイプが基本にはなりそう。

脚質的には、(近年はそれ程でもないが)逃げ馬が押し切るケースも結構あり、
少なくとも4角で先頭近くにいなければ勝ち切るのは厳しいので、とりあえずは
好位から押し通せるタイプを中心に考えたいところ。


好走する条件
・切れ&持続力をバランス良く備えていること



予想


前に行きたい馬が揃った。特にタガノアスワドの近走などは、完全に後ろの脚を
削りに行っている内容ではあり、今回もビッシリ…という可能性がありそう。
ある程度の自在性がありつつ(スピードに対応するため)、道中~上がりで高い
パフォーマンスを示せそうな馬を中心に考えてみたい。

◎フェアリーポルカ
元々は切れ(&持久力)方向のイメージだった馬が、前走のようなハッキリと
持続力に寄ったレースでも勝ち切った。やはりこれは本格化…という印象。
今回は前に行く馬が揃っている中で、特にタガノアスワドあたりが極端な締め
付けをした場合でも、中山牝馬Sの内容が十分な裏付けになるし、前半で無理を
するようなことさえなければ、普通に浮上はしてきそう。
斤量は1kg背負うが、今は逆らわないのが吉…という気はする。素直に期待。

○サムシングジャスト
元々は前傾&レベルが高かった君子蘭賞でフェアリーポルカの2着…という馬。
その後は後傾の展開であと1つ結果を出せず…というレースが続いていたが、
昨秋からはパフォーマンスを一気に上げて、展開にもあまり依らなくなった。
前走も最後までジワジワと伸びての差し切りで、方向性としてこの手の舞台には
ハマって良さそうだし、引っ張られての浮上は十分考えられる。
間隔は空いているものの、ここは注目してみたい。

▲ビーチサンバ
馬体の形状的に、粘り強く、息の長い末脚が持ち味で、その分ブレーキは掛け
たくないタイプ。(本当はちょっと、新潟の長い直線で見たい気はしていた…)
その点、カーブ比率の高い競馬場でどうか?というのはあるが、例えば後傾戦で
ロスなく捌くことが求められるパターンだと苦しそうな一方で、前傾戦で捲りが
許される展開なら、むしろ後半スピードに乗って→まとめて…もあり得る。
⇒今回は前がしっかり引っ張る可能性が高いし、出番はありそうな雰囲気。

注スカーレットカラー
持続型の決め手…というタイプで、この舞台には合っているし、実際に昨年の
このレースでは2着。その時はゆったりした流れだったが、直後の府中牝馬Sで
締まった展開を突き抜けた強い内容もあるし、地力ではやはり上位扱い。
少し下げたのは、内枠&岩田Jで当然ロスのない競馬になると思うが、落ちて
くる馬がいそうな今回は、(本来はプラスの)そこがマイナス材料にもなりかね
ない…という点から。上手く捌けるのなら。

△リープフラウミルヒ
前走は、内を通った馬が有利になった中で、終始外を回った格好。度外視。
それを除けば、福島牝馬Sは、前半引っ張られつつ→後半長い脚を使う展開の
中で、中団から上がりをしっかりとまとめての2着。パフォーマンスも高い。
札幌9Fでは、昨年の今頃に、最後を伸び切る好内容で勝利していて、その時も
含めて2戦2勝。巻き返す可能性は考えてみたいところ。

△シャドウディーヴァ
秋華賞は、前傾の引っ張られる展開の中で、直線ジワジワと脚を伸ばして浮上。
その時の京都内回りや、中山でのパフォーマンスを考えると、方向性としてこの
手の持続寄りの舞台にはハマっても良さそう。
(脚の使い方的に)基本は内寄りからの好走が多い馬…という部分で、大外枠は
微妙だが、とりあえず注目はしておきたい存在。

☆カリビアンゴールド
良くも悪くも、はっきりと"持続"という馬。その方向性でのパフォーマンスは
高く、ここでも普通に上位には扱える。
ただし"持久"要素はあまり入って欲しくないタイプで、速い前半につき合う形は
微妙なところがある。その点で今回は、福島牝馬Sの時のような控える競馬で、
しっかり受け流せれば…というイメージ。最初の1Fの鞍上次第。



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