- 前半がかなり速く、仕掛けも早くなった展開。
- 持久力&持続力が問われた。
- 差し馬有利。
クイーンS結果
1 | レッドアネモス | 1.45.9 | 35.0 | 07-07-07-08 |
2 | ビーチサンバ | 1.46.0 | 34.9 | 11-10-10-11 |
3 | スカーレットカラー | 1.46.0 | 34.7 | 13-13-13-11 |
4 | シャドウディーヴァ | 1.46.1 | 34.9 | 11-12-12-08 |
5 | カリビアンゴールド | 1.46.1 | 35.4 | 05-05-06-04 |
6 | フェアリーポルカ | 1.46.1 | 35.3 | 08-07-07-06 |
天候:晴 芝:良
上り4F:47.7 3F:36.0
前半1000m:58.2
12.1-11.2-11.5-11.5-11.9-11.7-12.0-12.0-12.0
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、前半から速くなり、尚且つなかなかスピードが落ちない
展開。後半の仕掛けも早く、上がりは掛かった。
今回の特徴は、言うまでもなく前半(4F)の速さ。レース全体を通してもかなり
前掛かりな内容で、完全に持久力&持続力の戦いになった。
このように明らかな前傾で、最後がフラット(もしくは加速)というラップは、
前後がガラリと入れ替わった場合の特徴的な形だが、今回もご多分に漏れず。
脚質的には、完全に差し馬有利だったと言える。
またその差し馬の中では、4コーナーで斜めに力を使った馬(4~6着馬)を
内寄りでじっくり、(結果的に…も含め)ワンテンポ遅らせた仕掛けから→直線
真っ直ぐに力を使った馬(1~3着馬)が上回った格好。
「脚の使い所」という部分も重要な一戦だった。
今後に向けては、やはり地力勝負ではあるので、上位の力は信用できそうだが、
上記のように脚の使い所の違い、またスムーズさの違いなどがあり、その中での
細かい上げ下げは必要になってきそうだし、前から進めつつ→最後厳しくなった
馬の巻き返しにも、当然注目はしておきたいところ。
※今回は、レース全体としてその価値を判断する…というよりも、個々の挙動に
よって、この先へのつながりを判断したい感覚。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
レッドアネモス
中団のインでじっくりと進めつつ、直線少しだけ持ち出して→しっかりと脚を
伸ばしての勝利。結果的に完璧なタイミングでの仕掛けになり、自身の選んだ
進路が自然と開いた…など、恵まれた部分はやはりあるものの、これまで上がり
勝負でしか勝利がなかった馬が、この展開を勝ち切ったことは収穫。
この1年は"持続的な"舞台ばかりに出走してきたが、切れ寄りの舞台に戻った
時に、前進を示す可能性はあるかも知れない。その点で注目はしてみたい。
ビーチサンバ
内寄りから進め、4コーナーで徐々に持ち出しつつ、直線では横にスライドする
時間的ロス。そこから最後はしっかり詰めての2着。見た目勿体なさは少しある
ものの、もし仮に内寄りを捌きに行って→ブレーキが掛かった場合、この馬には
致命的…とは思えるので、これは仕方のないところ。とちらにしろ力は示した。
この先は、タイプ的に、やはり息の長い末脚が問われる舞台でこそ…のイメージ
ではあるので、京都外回りというのは1つのターゲットにはなり得る。
(外差しが許される状況なら、府中牝馬Sも悪くはないとは思う)
秋のステップレースで、(地力の面で)あと1つ前進を示せれば面白そう。
ナルハヤ
終始圧を掛けられ続ける立場で、最後はさすがに苦しくなったが、ラスト100m
くらいまではしっかりと粘っていた内容。
逃げ馬故にロスなく回って来られた…というのはあるものの、重賞初挑戦だった
前走のように軽斤量だった訳でもないし、8着でも頭からコンマ4秒差だけなら
十分に地力は認められる。
こなしている条件も幅広いし、秋に向けて面白い存在になるかも。注目したい。
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