- 前半~道中がかなりゆったりと流れて、後半は大きく加速する展開。
- 切れが問われた。
新潟記念結果
1 | ブラヴァス | 1.59.9 | 32.6 | 09-09 |
2 | ジナンボー | 1.59.9 | 33.1 | 01-01 |
3 | サンレイポケット | 1.59.9 | 32.4 | 11-11 |
4 | サトノガーネット | 2.00.0 | 31.9 | 18-18 |
5 | サトノダムゼル | 2.00.2 | 33.3 | 03-03 |
6 | カデナ | 2.00.2 | 32.3 | 15-17 |
天候:晴 芝:良
上り4F:45.0 3F:33.1
前半1000m:61.9
12.8-11.5-12.5-12.4-12.7-13.0-11.9-10.8-10.7-11.6
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、前半~道中がかなりゆったりとした流れになり、その分
上がりでは(合わせて)2.3秒の大加速が入る展開になった。
今回の特徴は、言うまでもなく前半~道中の遅さ。
少し掛かる馬場を考慮してもやはり緩く、道中で12秒台後半のラップを刻むこと
すら珍しいレースにおいて、13.0秒という数字はとにかく目立っている。
適性的には、当然切れが問われた。(究極的な決め手勝負)
脚質面でも、前がここまで落としてしまうと→もはや位置取りのアドバンテージ
よりも、シンプルに上がりの性能の高さが反映されがち。実際今回は、外ラチに
近い大外を通って→速い上がりを使った馬が、最後はしっかりと浮上して来た。
この展開なので、今後の扱いとしては、適性面での1つの裏付けとして…という
ことにはなるが、切れというのはもちろん1つの大きな武器。他のレースによる
地力の裏付けがあるのなら、「決め切れる」可能性は当然高くなるはず。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
ブラヴァス
中団の外から、リズム良く脚を動かしつつ→最後キッチリと交わしての勝利。
この手の(完全な)直線勝負は、この系統の得意とする部分ではあるが、近走の
充実振りそのままに、実際に重賞で勝ち切ったことをまずは評価したい。
タイプ的に、もう少しペースが上がった総合力勝負(フットワーク、惰性部分の
強さが問われるレース)で、どれだけの"脚"が使えるのか?
この点が、この先(個人的に)注目していきたいところだが、仮にその部分での
更新がどこかで見られたなら(例えば新潟大賞典のようなレースを勝ち切る)、
トップクラスに食い込んでいく可能性は十分にありそう。期待しておきたい。
ジナンボー
後方からになって、前半のうちにインから一気に押し上げ。そこからコーナー
部分で一旦溜めつつ→直線でもしっかりと脚を使っての粘り込み。
デムーロJのペース判断の素晴らしさ…という部分はあったが、今回の場合、
一気に動いた3F目では普通に11秒台に突入していたし、緩い区間で"楽に"押し
上げた…とは言い切れず、やはり前半では、それなりの脚を使った扱い。
その後のペースを緩めたところで、競馬のスピード水準では、蓄積されたもの
(疲労物質)が消えてなくなることはないし、その状況で、前半歩いたような
馬たちとの決め手勝負で勝ち負けを演じたことは、当然高く評価できる。
この馬を無冠で終わらせては…。この先も大いに期待。(マイルでも見たい)
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