- ゆったりとした流れから、早い段階で脚を使い切る展開。
- (一応)持久力&持続力が問われた。
- “脚の使い所“が重要なレース。
セントライト記念結果
1 | バビット | 2.15.0 | 37.0 | 01-01-01-01 |
2 | サトノフラッグ | 2.15.3 | 36.5 | 07-07-06-02 |
3 | ガロアクリーク | 2.15.4 | 37.0 | 03-03-03-02 |
4 | ラインハイト | 2.15.6 | 36.9 | 06-06-06-05 |
5 | ヴァルコス | 2.15.6 | 36.5 | 09-08-08-07 |
天候:晴 芝:良
上り4F:48.6 3F:37.0
前半1000m:62.6
12.2-12.2-12.8-12.9-12.5-12.0-11.8-11.6-11.9-12.4-12.7
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、前半がゆったりとした流れになり、その分2コーナー
からの下り坂で一気にペースアップする展開。その後はラスト4Fをピークにして
→上がりは完全に右肩下がりの形。
今回の特徴は、落ち着いた流れから→早い段階で脚を使い切る…という、レース
全体としての構造そのもの。
生き物である限り、どれだけスローで入っても、仕掛ければそのうち止まるのが
宿命。(人間もそうだが、全力の無酸素運動はそんなに続かない)
超高速馬場ならばともかく、今年は例年よりも掛かる馬場だったし、馬群全体が
早仕掛けで脚が上がって→そこからどれだけ耐えられるか?という、(一応の)
持久力&持続力勝負になった。
脚質的には、ペースが上がってから動かず、相対的に少しでも脚を残す…という
点で、ある程度流れに乗る&ロスなく進めることが重要だったイメージ。
今回の場合、結局のところは実績のある馬が上位とはなったので、地力は反映
されたと思うが、やはり“脚の使い所“という問題も大きかったし、個々の挙動を
しっかりとチェックしつつ、この先、細かい上げ下げはしたいところ。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
バビット
落ち着いた入り方から、後半の早い段階で仕掛けつつ→後続に脚を使わせて、
最後までしっかりと踏ん張っての逃げ切り。
馬自身の地力があってこそだが、切れ勝負にさせなかった鞍上も、なかなかの
好騎乗だったと言えそう。
この先に関しては、3000m級を意識して走法を見ると、さすがに少し細かい
脚使いに感じるところはあり(そこは父も同じ)、本番はどうか?となるが、
その後に再度距離短縮して、地の強さを問うような戦いで活躍しそうな印象は
十分に受ける。長い目で注目していきたい存在。
サトノフラッグ
満を持した仕掛けで、ラスト3Fで一気に動きつつ→4角で先頭付近まで浮上
して、そこからはほぼレースラップ通りの内容でなだれ込んでの2着。
惜しむらくは、ここが中山だったということ。
ディープの(バネ由来の)惰性力を活かすためには、最後は平坦の方がいいので
(坂→平坦という東京のような)、ゴール近くに坂がある構造で、最後もう一脚
必要な中山では、地脚の強い相手に対して少し分が悪くなった…という雰囲気。
とにかく、中身の良さと性能はしっかりと示した格好で、その実力は当然認め
たいところだし、この手のタイプは、ある程度距離は克服できるはず。
あとは持続力の部分と、相手関係的にどこまで出来るか?といったところ。
ヴァルコス
ダッシュがつかず後方から、最後は大きく&ジワジワと詰めての5着。
とにかく今回は、“緩さ“が否めなかったが、その持て余し気味のイメージから、
この展開は忙しかっただろうし、その点、距離延長で解決する目は当然ある。
本番前の消極的な競馬…というのは正直微妙な感覚になるものの、元々示して
いる持続力も含めて、本番で前進する可能性は一応考えておきたい。
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