2020年11月7日土曜日

京王杯2歳ステークス展望(ラップ傾向&予想)2020


まとめ
  • 落ち着いた流れから→後半しっかりと加速する展開。
  • 切れが問われる。
  • 予想◎ブルーシンフォニー

過去のラップタイム

2019 12.4-11.1-11.4-11.8-11.3-11.3-11.5 34.9-34.1
2018 12.9-12.2-12.9-13.2-11.7-10.8-11.0 38.0-33.5
2017 12.6-11.4-12.0-12.1-11.2-11.1-11.5 36.0-33.8
2016 12.4-11.4-11.9-12.0-11.3-11.2-11.7 35.7-34.2
2015 12.8-11.4-12.3-12.6-11.4-10.8-11.3 36.5-33.5
2014 12.5-11.1-11.8-12.0-11.5-10.9-11.7 35.4-34.1
2013 12.8-11.8-12.1-12.1-11.5-11.0-11.8 36.7-34.3
2012 12.7-11.3-11.6-11.9-11.3-11.0-11.4 35.6-33.7
2011 12.3-11.2-11.8-12.2-11.5-11.2-11.9 35.3-34.6
2010 12.5-10.9-11.7-12.4-11.7-11.0-11.6 35.1-34.3

過去10年の平均ラップタイム
12.59-11.38-11.95-12.23-11.44-11.03-11.54
1.22.16 35.92-34.01



ラップ傾向

(過去記事の転載)

ラップタイムを見ると、前半はこの距離としてはゆったりとしたスタートから、
道中は4F目がしっかり緩む展開、その後はラスト3F~2Fにかけて大きく加速して
上がりの速い形となる。

このレースでは、各年の間でのラップのバラつき(特にラスト4F~2Fの部分)が
小さくなっていて、展開的にはほぼ確実に一旦落ち着いてからの加速勝負が想定
できるため、当然重要になるのは勝負所での"切れ"ということになる。

また改修後の東京では、ラスト3Fからスパートすることが多いのだが、ここでは
各馬がじっくりと待ってから仕掛けるためか、ラスト2Fのラップが最も速い形に
なっていて、そのこととスローからの上がり勝負…という展開が重なることで、
脚質的にはやはり前の馬有利となる。

ただし前から進める馬でも、適性的に加速についていけなかったり、そもそも
1400mのリズムに合わなかったりするようでは話にならないので、脚質よりも
まずはその点を見極めておくことが先決だと言えそう。


好走の条件
・切れ(&最低限のスピード耐性)があること



予想


珍しく頭数が揃った。2015年のように、18頭立てでも超スローということは
あり得るが、一応は流れる可能性も考慮しつつ、今回は地力の部分も少しだけ
厳しく問いたいところ。

◎ブルーシンフォニー
新潟2歳Sは、コーナリングでインから一気に押し上げた内容。先に動いた分、
最後は少し続かなかったものの、自身が道中~上がりで示したパフォーマンスは
かなり高くなっていて、地力では当然上位に扱える。
東京の新馬戦では、後傾の展開を、追い出しが遅れつつも→最後伸び切って勝利
しているし、適性面でもこなせていいはず。期待しておきたい。

○モントライゼ
新馬戦の切れ勝負でヨカヨカに負けている…というのはあるが、デビュー2戦が
後傾の内容から→前走で前傾の展開にも対応した…という経歴。
とりあえずは、単純な一本調子ということはないはずだし、距離延長にも対応
できる可能性はあっていいはず。
乗り替わったルメールJがどのような競馬をするのか?にも注目はしたい。

▲リフレイム
究極的に破天荒な内容で勝ち上がりつつ、同舞台の前走は、溜める展開の中で、
後方からじっくり→直線で全てまとめて交わしての完勝。やはり力はありそう。
折り合いに気を配って…という雰囲気が伝わってくるだけに、現状は信頼までは
しづらいし、次元の違う厳しい展開に出会った時に、躓くこともあるのかも知れ
ないが、それはまだ1つ先…か。とりあえずここは、素直に上位扱いに。

注ファルヴォーレ
新潟2歳Sは、速い前半は受け流した格好だが、道中を高い水準で進めつつ→
上がりをしっかりとまとめての浮上。前からは少し差があったものの、自身が
示したパフォーマンスは十分に高くなっている。
元々勝ち上がりは7F戦ではあるし、水準の高い重賞で4着した馬がこの人気。
とりあえずは甘く感じる。

△ユングヴィ
同舞台の前走は、(速くはないが)水準としてもまずまずの流れから→上がりを
しっかりとまとめての勝利。
そこで示したパフォーマンスで考えれば、ここでも普通に上位に扱える。
小刻みな走りで、前走は馬場に合っていたところもありそうなので、スケールの
部分でどこまで?というのはあるが、相手には当然考えておきたい。

△ストライプ
前走は、極端に速い展開に引っ張られつつ、上がりをしっかりまとめての完勝。
はっきりと前傾の内容で、速い上がりが問われるここにつながるか?は微妙な
ところだが、変化をつけること自体は出来そうだし、単純に地力では上位。
展開がある程度締まった場合に好走する可能性は考えてみたい。

△リンゴアメ
函館2歳Sは、速く&締まった展開の中で、勝負所では後れを取りつつも→最後
ジワジワと脚を伸ばしての勝利。その地力は当然認められる。
タイプ的に、距離延長しての切れ勝負でどこまで?というのはあるが、まだ体が
定まらないこの時期に、適性の壁を越えることは珍しくない。やはり相手には。

△ニシノガブリヨリ
前走は、イーブンに近い淀みのない流れの中で、後半自ら圧を掛けて行きつつ
→押し通しての勝利。
方向性として、ここの溜め→切れという展開へのつながりは微妙だが、単純に
新馬戦としては高いパフォーマンス…というところで、一応相手には。



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