2020年12月18日金曜日

ターコイズステークス展望(ラップ傾向&予想)2020


まとめ
  • ミドル~やや速い流れから、一旦溜めつつ→ある程度の加速が入る展開。
  • 切れ&持続力をバランス良く備えている必要がある。
  • 予想◎ランブリングアレー

過去のラップタイム

2019 12.4-10.5-11.0-11.5-11.9-11.8-11.1-12.0
2018 12.3-10.8-11.1-11.3-11.5-11.8-11.7-12.2
2017 12.5-11.6-11.8-11.8-11.8-11.7-11.2-11.8
2016 12.4-10.8-11.4-11.8-11.9-11.7-11.9-11.7
2015 12.6-11.2-12.1-12.5-12.7-12.0-11.1-11.5

~OP時代~
2014 12.6-11.3-11.5-11.6-11.7-11.8-11.2-12.0
2013 12.5-10.8-11.2-11.5-11.6-12.0-11.9-12.1
2012 12.2-11.2-11.7-11.7-11.7-11.6-11.5-11.8
2011 11.9-11.3-11.5-11.8-11.6-11.6-11.5-12.4
2010 12.6-11.5-11.8-12.3-12.1-11.3-10.8-11.3

過去10年の平均ラップタイム
12.40-11.10-11.51-11.78-11.85-11.73-11.39-11.88
1.33.64



ラップ傾向

(過去記事の一部修正)

ラップタイムを見ると、前半はミドルペース~やや速いくらいの流れで、道中は
一旦落ち着く格好から、勝負所で一応しっかりと加速という形。

ここの特徴は、(本来向こう正面の下り坂によって締まりやすいはずの)道中が
比較的落ち着いたペースで進む…ということで、普段の中山1600mのイメージを
そのまま当てはめて考えると危険。

水準としては"緩む"という程ではないので、一定の持続力はやはり問われるの
だが、適性的には、勝負所の変化に対応するための切れが必要になり、それらを
バランス良く備えたタイプが中心にはなりそう。

そしてそのリズムから、距離短縮組の好走もよく見られて、スピード一貫&粘り
という、マイル(or短距離)に特化したタイプの扱いには注意しておきたい。


好走の条件
・切れ&持続力をバランス良く備えていること



予想


◎ランブリングアレー
前走に関しては、とにかく(個人的な)指数が高く出ていて、レース直後は正直
(高過ぎて逆に)信用しきれない気持ちがあったのだが、2&3着馬はその後の
重賞で勝ち負け。それが正しいのなら、ここは抜けているくらいの扱いになる。
今回は流れが速くなるかも知れないので、積極的に行き過ぎた場合のリスクは
あるが、普段のマイペースを保つのなら、自然と中団辺りに収まる形が妥当。
そこから上がりをまとめて勝ち切る可能性は十分あるはず。期待しておきたい。

○アンドラステ
同舞台の前走は、後半渋滞に巻き込まれて、ほとんどレースになっていない。
とりあえずは度外視でいいはず。
それを除けば、関屋記念の道中~上がりで示したパフォーマンスは十分高いし、
エプソムCの外から浮上した内容も強く、力は普通に上位に扱える。
今回も前走と同じ枠…という部分で、同じリスクはあるが、注目はしてみたい。

▲スマイルカナ
この舞台では、フェアリーSは変化をつける内容で勝利しつつ、京成杯AHの
ミドルペース一貫という展開でも好走。桜花賞の極端に締まった展開を粘った
地力も合わせて考えれば、当然上位に扱える。
今回は競合多数。特にモルフェオルフェ&江田Jあたりの出方は気になるし、
展開リスクはあるが、やはり粘る可能性は考えておきたい。

注トロワゼトワル
前走は、9F戦で締め付けつつの溜め→切れという形で好走。京成杯AHも含め、
それまでのスピード一辺倒というイメージとは一線を画した内容で、適性の壁を
越えてきている雰囲気。現状は、かなり高い水準にいることは間違いないはず。
今回は57kgの斤量、大外枠、競合多数。その厳しい条件で若い鞍上がどう導く
のか?というのはあるが、やはり上位には扱っておきたい存在。

△サンクテュエール
シンザン記念の勝ち馬。極端に締まった桜花賞でも、ある程度流れに乗りつつ
→6着には粘っているし、厳しい流れへの耐性もある程度備えている。
前走・秋華賞は、道中馬場の悪い内寄りを進みつつ、4角で急ブレーキした前の
馬に引っ掛かって→後方に下がってしまった内容。度外視できる。
人気は随分と落としたが、マイルに戻って巻き返す可能性はあるはず。注目。

△シーズンズギフト
同舞台NZTの道中~上がりで示したパフォーマンスは高く、その内容だけでも
とりあえず上位には扱えるし、そこからの成長分があれば勝ち負けまで届いても
おかしくない…という存在。
前半から飛ばす形になった前走の(気性面での)影響は気になるので、評価は
少し控えてここまでにするが、浮上の可能性は考えておきたい。

△インターミッション
同舞台の前走は、道中~上がりで高いパフォーマンスを発揮。アネモネSでも、
前半からかなり引っ張られる展開で勝利していて、地力&適性ともに、ここでも
十分上位に扱える。
他の上位評価馬との数字の比較では、現状はここまでになるが、展開的にハマる
可能性もある。相手にはしっかりと考えておきたい。



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