2021年2月25日木曜日

京都牝馬ステークス@阪神回顧(ラップ分析)2021


まとめ
  • 実質ミドルペースから、溜め→加速という展開。
  • 切れ&持続力が問われた。

京都牝馬S結果

イベリス1.20.0 34.3 01-01
ギルデッドミラー1.20.3 33.9 11-10
ブランノワール1.20.3 33.7 14-12
アイラブテーラー1.20.4 33.6 15-14
シャインガーネット1.20.5 34.4 07-05

天候:晴 芝:良
上り4F:46.0 3F:34.3
前半3F:34.0
12.0-10.8-11.2-11.7-11.4-11.2-11.7



レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、前半ミドルペースから、道中は一旦しっかりと溜める
展開で、勝負所で加速→最後まであまり落ちない形。

今回は、額面上はそれなりの入り方にはなっているが、馬場を考えればやはり
そこまでの速さ…とは言えず。道中緩んでから→上がりも止まらず…という展開
からも、適性的には、切れと持続力のバランス…といったところ。

脚質的には、馬場込みでは総じて前後イーブンくらいだとは思うが、(全体の
形としては一応)引っ張られての溜め→加速という部分で、勝負所で押し上げ
やすくなった差し馬の浮上が目立つ結果にはなった。

この先に向けては、この展開だと、距離短縮に対してもor距離延長に対しても
なかなか"つながり"はイメージしづらいのだが、とりあえず、適性面の裏付け
にはなるし、その点で個々の挙動をしっかりとチェックしておきたいところ。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

イベリス
あまり苦労もなく、マイペースで進められる形になったことは大きかったが、
2着以降は一応差し馬の浮上が目立っている中での逃げ切り。
元々マイルで重賞を制している馬ではあるし、溜めを利かせられる強みを存分に
発揮しての勝利だった。
その強みも含めて(言葉は悪いが)少し器用貧乏なところがあり、大レースに
対してはどこまで?とはなるが、前哨戦的なレースなど、この先ピッタリはまる
パターンもあるはず。見極めつつ、注目したい。

ギルデッドミラー
実質的なペースとしてはそこまでではないが、距離短縮して(絶対的に)速い
スピードで引っ張られたことで、(危うさはあるものの)それなりに折り合い
つつ→最後しっかり詰めての2着。
とにかく今は自分との戦いの最中だが、もう少し時を経て落ち着いてくれば、
あっさりと勝ち切れる時がやってきそうなイメージ。
ヴィクトリアマイルのような高速レースにハマる可能性は当然あるし、出走が
あれば注目したいが、とりあえず長い目でじっくりと見守りたい。



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