- 道中がかなり締まった展開。
- 持久力&持続力が問われた。
金鯱賞結果
1 | ギベオン | 2.01.8 | 36.8 | 01-01-01-01 |
2 | デアリングタクト | 2.01.8 | 36.1 | 06-06-06-06 |
3 | ポタジェ | 2.01.9 | 36.4 | 03-03-03-03 |
4 | グローリーヴェイズ | 2.01.9 | 36.4 | 03-03-04-03 |
5 | キセキ | 2.02.0 | 35.9 | 10-10-10-10 |
6 | サンレイポケット | 2.02.0 | 36.1 | 08-09-08-08 |
天候:晴 芝:重
上り4F:48.7 3F:36.8
前後半1000m:61.4-60.4
13.0-11.5-12.6-12.4-11.9-11.7-11.9-12.1-11.9-12.8
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、(掛かる馬場を考慮すれば)前半まずまずの流れから、
道中がかなり締まった展開。その後、勝負所で多少の緩急はつきつつも、全体
として上がりは右肩下がりの形。
咀嚼するのがなかなか難しいレースで、現時点でも消化不良な部分はあるが、
とりあえず今回は、複合的な要因が絡んでの結果ではあるはず。
まず単純に、デアリングタクトのラストの急襲がなければ、逃げ馬&好位2頭
での決着…というレースではあり、これはまさしく開幕週的。
(前日に悪化し過ぎて、もはや開幕週という気が全くしないが…)
また、3~4コーナーがおそらく強い向かい風だったことにより、元々高い道中
水準の中で、勝負所でも額面以上の負荷が掛かっていた可能性がある。
それによって、追い上げようとする馬が早い段階で(斜めに)脚を使って→直線
不発(気味)となった。そんな印象を受ける。
もちろん他にも、(回復途上の中で)重が残っていた馬場への適性など、要因は
あるだろうが、どちらにしても今回は、道中以降は間違いなく厳しい展開。
上位の持久力&持続力は認めていいはず…というのを前提としつつ、あとはその
中で、脚の使い所の問題がありながら、それでも最後は浮上してきた馬がいる。
評価としては、結局はそういうことでいい…とは思う。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
ギベオン
他が伸びあぐねた…という部分はあるだろうが、(好位にいた3、4着馬などと
比べても)道中で高い水準のラップを踏んだ扱いだし、"恵まれ"だけではやはり
片付けられない。NHKマイルCで2着した時など、元々脚が上がってからの
"惰性力"は持ち味…というタイプで、今回はそれに合致する形での勝利。
地力はしっかりと認めておきたい。
内容的に、再現性という部分ではなかなか難しそうだが、前述G1&ダービー卿
での強い5着など、マイルでもう1度見たい気はする。その機会を待ちたい。
デアリングタクト
最終的に中団辺りにつけて、外に持ち出しつつ、直線なかなか主張できなかった
ものの→ラスト1Fで一気に詰めての2着。
今回は斜めに脚を使うことになって、鋭さは発揮できなかったが、持ち味の惰性
部分での強さはしっかりと見せつけた格好。負けはしたものの力は示した。
エピファネイアと言えば、ジャパンCでの、広いコースで伸び伸びと走って→
他のトップクラスが全くついて来られない…という圧勝劇。パフォーマンス的に
それが頂点のイメージだとするのなら、この馬も「真っ直ぐ走っての強さ」に
本質があるのかも知れない。
逆に立ち回りが問われるケースでは、現状課題がありそうで、それを克服すると
すれば、やはり(勝負所で動かないで済む)先行策か…という気はする。
どちらにしても実力は疑いようもない。しっかりと追いかけていきたい。
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