スプリングステークス展望（ラップ傾向＆予想）2021

まとめ

• 道中フラットな流れから→勝負所である程度加速する展開。
• 持久力＆持続力（＆切れ）が問われる。
• 予想◎ボーデン

過去のラップタイム

2020　12.8-12.1-12.6-13.0-12.7-12.3-11.8-11.1-11.4
2019　12.6-11.4-11.8-12.1-12.1-12.1-12.0-11.6-12.1
2018　12.4-11.3-11.9-12.2-11.8-12.1-12.4-12.2-11.8
2017　12.6-11.7-12.1-12.2-11.7-11.8-12.1-11.8-12.4
2016　12.7-11.5-11.8-12.3-12.0-11.6-12.0-11.6-12.6
2015　12.7-11.6-12.4-13.1-12.8-12.0-11.8-11.2-11.5
2014　12.4-11.4-12.0-12.4-12.1-12.1-12.1-11.7-12.2
2013　12.6-11.8-12.4-11.7-11.6-12.1-12.3-11.4-11.9
2012　12.9-12.1-12.5-12.4-12.2-12.2-12.2-11.8-12.4
2011　12.4-11.1-11.5-12.0-12.5-12.1-11.2-11.3-12.3　阪神開催

過去10年の平均ラップタイム（2011年は除く）
12.63-11.66-12.17-12.38-12.11-12.03-12.08-11.60-12.03
1.48.69

ラップ傾向

（過去記事の転載）

ラップタイムを見れば、前半はミドルペースで流れて、道中はそれ程緩まない
フラットな展開になり、勝負所である程度加速して→最後だけ少し落ちる形。

ここの特徴はまずは道中の水準の高さで、一定以上の持久力（底辺の高さ）と、
レースを通してスピードに耐える持続力が必要になる。
その点をクリア出来ることを前提として、勝負所ではある程度の加速を示すこと
から、それなりの機動力（切れ）を備えた馬が浮上するイメージ。

とにかくこのレースは、体感速度的には本番に近いものがあるので、ここをある
程度好位から押し切るような馬がいれば、それは相当に有力な存在…だと言って
いいだろうし、皐月賞に直結する可能性を意識して見守りたい感覚。


好走する条件
・持久力＆持続力があること
・（切れがあること）

予想

先週に引き続いて、また雨。中京もそうだが、Ｇ１が心配になる…。

◎ボーデン
前走は、道中をかなり高い水準で進めつつ→上がりもしっかり、最後は流しての
圧勝。単純にハイパフォーマンスだった。
負けはしたものの新馬戦の水準も高くなっているし、指数的には、とりあえず
（断トツで）抜けている扱いになる。
さすがに人気にはなっているが、２倍台後半ならば、むしろ結構ついているな…
という感覚にもなるし、それならばここは迷わず推しておきたい。

○アサマノイタズラ
２走前は、道中を高い水準で進めつつ、勝負所で余裕の進出からの→完勝。
その時のパフォーマンスで考えれば、ここでも普通に上位に扱える。
前走は上がり勝負で他も全く止まらず…という展開なので問題ないし、新馬戦で
ボーデンには大きく離されているが、指数的には他の馬もみんな離されている。
２番手の権利は十分。この系統だけに道悪で前進する目もある。面白そう。

▲ヴィクティファルス
共同通信杯は、最後勝ち馬には離されたものの、後手を踏みつつ→リカバリーの
動きをしながら、しっかりと浮上した２着。
道中で実際に踏んでいる水準という部分では、そこまで高いものを示している
訳ではないが、力感のある走りで、道悪でも普通に力は出せそうなイメージに
なるし、この手の舞台での前進も考えられる。注目しておきたい。

注イルーシヴパンサー
前走は、道中をまずまず高い水準で進めつつ→上がりをまとめての２着。
負けはしたものの、久々で+24kgの馬体。さすがに成長分だけだったとは思え
ないし、１度叩いて→ここで前進を示す可能性は十分あって良さそう。
良くも悪くも上がりが安定しているタイプ。道悪で体力勝負の方に傾くようで
あれば、止まらない強みで→好走するイメージはとりあえず湧く。

△ランドオブリバティ
きさらぎ賞は、前半を受け流し、道中を高い水準で進めて→上がりをまとめての
３着。上位２頭には離されているが、立て直しの一戦という見方をするならば、
まずまず…といったところ。
この段階に至っては、パフォーマンス的に他との差が縮まってきており、それを
考えると（リスクがある中で）過剰人気気味には思えるが…、やはり上位には。