2021年7月11日日曜日

プロキオンステークス@小倉展望(ラップ傾向&予想)2021


まとめ
  • 前半~道中が速く、後半の仕掛けも早くなる展開。
  • 高い持久力&持続力が問われる。
  • 予想◎ウェスタールンド

参考ラップタイム

(阿蘇S平均)

(1勝~3勝クラス平均)


ラップ傾向

小倉1700m開催。もはや完全に別レース。
とりあえずは毎年同コースで行われているOPクラス戦・阿蘇Sのラップ(10年
平均)と、クラス別のラップ(5年平均)から考えてみたい。

(阿蘇Sの)ラップタイムを見ると、前半ある程度速い流れから、コーナーでは
一旦落ち着くものの、すぐにペースアップ。道中も高い水準で進みつつ→早い
段階でピークを迎えて、上がりは完全に右肩下がりの形になる。

とにかくここは、前掛かりな展開が基本。
前半~道中の速さに加えて、後半の仕掛けも早くなるため、しっかりとは溜め
られないまま→勝負所に突入。あとは如何に止まらないか?という戦いになる。
適性的には当然、高い持久力&持続力が問われる。

クラス別では、レベルが上がれば全体的に水準が高くなるが、特に目立つのは
道中~上がりの部分。溜められない展開の中でも、(単に待っているだけでは
なく)変化をつけていける…ということが必要になってくる。
(要は余力と持続力。重賞のここでは当然、そのあたりを厳しく問いたい)

脚質的には、このコースは前が押し通すことも多くなっているが、その割合は
下級クラスでは大きく、上級クラスでは(相対的に)小さくなる傾向がある。
厳しい展開によって、前者では一様に脚をなくしてしまうのに対して、後者では
それでも脚を残せる馬がいる…ということだろう。


好走の条件
・高い持久力&持続力を備えていること



予想


◎ウェスタールンド
道中~上がりのパフォーマンスでは1つ抜けている存在。さすがに上。
この舞台に対しても、ダート転向直後に強い内容で勝利しているし、適性的には
普通にこなせていいはず。
脚質的な部分で勝ち切れるかどうか?は、(コースを意識し過ぎず)じっくりと
待てるかどうか?といったところだが、G1での好走が複数ある馬ながら斤量の
加算はないし、普通に周ってくればやはり自然と浮上はしてきそう。
久々の状態は気になるが、とりあえずは素直に推しておく。

○メイショウワザシ
昨年の阿蘇Sでは、他に行かせる格好ではあったが、前半~道中をかなり高い
水準で進めて、早め先頭からの粘り込み。最後差されはしたが、地力を示した。
その時のパフォーマンスは、キャリアの中でも1、2位を争うような扱いだし、
同じ舞台でその再現…という期待は持てる。
勝ち切れるか?は微妙だが、上位に残る可能性は当然考えておきたい。

▲ダノンスプレンダー
アンタレスSは、厳しい展開で位置取り的にはハマった方だが、自身も前半~
道中を高い水準で進めつつ→上がりをまとめた格好。
結果としては前には離されているものの、勝ち馬はその後G1を制覇している
訳だし、やはりここでは上位に扱っていいはず。
スピード面で1つ更新する必要はあるかも知れないが、可能性は考えたい。

注ブラックムーン
3年間馬券に絡んでいない状況からは、やっと来たか…というくらいの初ダート
だが、近走でも(結果はともかく)道中~上がりでは高いパフォーマンスを発揮
できているし、ここで引っ張られて&(芝と比べれば当然)スピード水準が楽に
なって、ハマる可能性もなくはないはず。
脚抜きの良さが残った状態なら、なかなか面白そうな存在。注目はしてみたい。

△スマートダンディー
(それなりに引っ張られつつ→)程々に上がりをまとめる形で結果を出している
タイプで、適性的にここの展開は合いそうなイメージ。
ワンターンの競馬しか経験はないものの、エンパイアメーカー産駒なのでこなせ
ないことはないだろうし、むしろ年齢を重ねた今なら、これくらいの距離の方が
ハマる可能性もあっていいはず。相手には考えてみたい。



- PR -

0 件のコメント:

コメントを投稿

- PR -