2021年9月30日木曜日

オールカマー回顧(ラップ分析)2021


まとめ
  • 淀みのない流れから→早い段階で脚を使い切る展開。
  • 持久力&持続力が問われた。

オールカマー結果

ウインマリリン2.11.9 35.1 02-02-03-03
ウインキートス2.12.2 35.1 06-06-08-05
グローリーヴェイズ2.12.2 35.2 14-15-04-03
レイパパレ2.12.3 35.6 02-02-02-02
ステイフーリッシュ2.12.3 35.4 05-04-04-05

天候:曇 芝:良
上り4F:47.1 3F:35.3
前半1000m:60.7
12.6-11.1-12.4-12.2-12.4-12.1-12.0-11.8-11.5-11.7-12.1



レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、前半ミドルペースから、道中はずっと平均を上回りつつ
徐々に加速していく展開で、上がりは比較的早い段階で脚を使い切って→最後は
右肩下がりの形。

今回の場合、馬場を考えれば特別に速いという訳ではないが、道中に12秒台後半
(~13秒台)のラップが1つもなく、淀みなく流れたとは言えそう。
適性的には、なし崩し的に脚を使いつつの→速いタイミングでの仕掛け…という
ところで、やはり一定以上の持久力&持続力が問われた。

脚質的には、掲示板に載った馬の中で、グローリーヴェイズ以外は好位&内から
2列目までを通っていた格好。スピード寄りのレースで、形としては後半型の
持続勝負。流れに乗りつつ&ロスなく進めることが重要になった。

この先に向けては、位置取りやコース取り(&斤量面)での細かい上げ下げは
必要になるだろうが、実績のある馬が基本的には好走しているし、上位の地力を
信頼しつつ、(特に)持続力の部分の裏付けとして扱っていきたい。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

ウインマリリン
好位インからじっくりと進めつつ、直線で切り返す場面はありつつも、最後は
しっかり抜けての勝利。ポジション的には(少なくとも勝負所までは)恵まれた
方だが、道中からジワジワと脚を使う展開の中で、最後伸び切れたことは収穫。
内容的にこれは本番にもつながって良さそう。
あとは、阪神2200mという舞台を考えると、もう1つ控える競馬なら…という
のはあるが、(調教など)陣営の作り方を見ると、今ならそれが出来るかも。
どちらにしても、有力な存在ということにはなりそう。

グローリーヴェイズ
後方から、(レースラップが11秒台に突入した)ラスト4Fの区間で一気に押し
上げた格好。直線ではさすがに伸びを欠いたが、内容的には仕方のないところ
だし、斤量を背負う立場だったことを考えれば、むしろ良く粘った扱い。
他の馬に対する位置取り&コース取りからも、やはり評価はしておきたい。
この後はどこに向かうのか分からないが、持ち前のフットワークを活かせる条件
ならば、当然引き続き注目したい存在。

レイパパレ
(それなりに長い道中での)淀みのない流れから→上がりは減速して行くラップ
というところで、少し細かい走法的に、なし崩し的に脚を使ってしまい→最後の
"惰性"勝負でも分が悪くなったイメージ。今回は斤量を背負っていたし、他も
止まり切っておらず、仕方のない結果ではあった。
この馬に関しては、個人的にまだ少し掴み切れない部分はあるのだが、タイプ
的には、メリハリのつく展開で、脚の速さで何とかしてしまうか、勝負所での
余力で決着がつくような(他がもっと止まる)条件で…といったところか。
前者的には、東京の切れ勝負は1つのターゲットになるだろし、後者的には、
荒れ馬場に対する走法という観点から、意外と暮れの中山も悪くないのかも。
(後者は馬群の中で少しでも控えられれば…というのはあるし、舞台を大得意に
している馬が他にいることも問題だが)
ともかく次戦以降も、当然期待しつつ、じっくり観察していきたい。



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