2021年9月16日木曜日

京成杯オータムハンデキャップ回顧(ラップ分析)2021


まとめ
  • 道中がかなり速くなった展開。
  • 高いスピード持続力&一定の持久力が問われた。

京成杯AH結果

カテドラル1.32.0 33.9 12-09-09
コントラチェック1.32.0 35.2 01-01-01
グレナディアガーズ1.32.1 34.0 08-09-09
スマートリアン1.32.1 34.6 03-04-06
カラテ1.32.2 34.4 08-07-07

天候:曇 芝:良
上り4F:46.4 3F:35.2
前半4F:45.6
12.3-11.2-11.1-11.0-11.2-11.4-11.4-12.4



レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、スタートはやや落ち着いた入り方をしたものの、その分
道中はかなり締まった展開になり、そのまま直線まで速いスピードを維持しつつ
→ラスト1Fは落ち込む形。

今回の特徴は、やはり道中の速さ。前半で極端に引っ張られた訳ではないが、
後続も追走部分では全く息が入らず、一定の持久力は問われたはず。
そして道中~上がりに掛けての速いスピード領域に"居続ける"ために、当然高い
持続力が必要になった。

脚質的には、今回は結局のところ"地力"といった印象だし、前も一応しっかり
残っているが、厳しいラップを踏み続けて→最後は落ち込む展開…という点で、
少しでも控えた馬が僅かに優勢…だったのかも。(後ろ過ぎは論外)

この先に向けては、他の(特に直長の)マイル戦からしたら、異質とも言える
展開ではあったので、適性的につながるのか?は微妙なところだが、とりあえず
スピード持続力という部分での裏付けには当然なるはず。他のレースの内容と
合わせて、それぞれの上げ下げを考えたいところ。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

カテドラル
中団やや後ろからロスなく進めて、勝負所~直線で少し持ち出しつつ→きっちり
交わしての勝利。2、3着馬と比較すれば斤量的に恵まれており、好騎乗による
部分もあったが、自身も道中では厳しいラップを踏んだ内容になっているし、
やはりその持続力は認めておきたいところ。
阪神では、もっと性能が問われてどうか?というのはあるが、上がりをまとめる
ことはできる馬。連続開催で馬場が進んだ状態なら…、一応浮上の可能性も。

コントラチェック
斤量を背負う立場で、(ジワっと入りつつも)道中をかなり締めつける形から
→しっかりと粘り込んでの2着。強い内容だった。
当然この先も期待…とはなるが、基本的に8Fでこのような(道中が最も速い形に
なる)舞台は他になく、上がりの部分が少し不安。かと言って6Fだと前半部分が
少し不安。⇒となると、経験はないが、7Fでこそ…なのでは。
実際に今回の7F通過は1分19秒6で、ラスト1Fの地点では完勝の内容。
阪神Cでは極強かもしれない…。

グレナディアガーズ
中団やや後ろから。向こう正面で外に持ち出して、4コーナーも外を回しつつ
→最後しっかり詰めての3着。
道中ほとんど同じポジションにいた勝ち馬と比べると、今回は明らかに距離を
走った内容だし、速いラップを刻み続けたコーナーで、外を通ったことによる
負荷は当然大きくなったはず。(3歳馬としては)斤量を背負っていたことを
合わせて考えれば、格好をつけただけでも十分に評価はできる。
次が噂通りBCマイルということなら、小回りで(おそらく)持続的なレースに
なりそうな気はするし、適性的には悪くないはず。応援したい。



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