- 早いスパートから→最後は落ち込む展開。(風の影響大)
- 一定の持久力&持続力が問われた。
秋華賞結果
1 | アカイトリノムスメ | 2.01.2 | 35.9 | 06-05-05-04 |
2 | ファインルージュ | 2.01.3 | 35.5 | 11-11-10-10 |
3 | アンドヴァラナウト | 2.01.4 | 36.1 | 04-05-05-06 |
4 | エイシンヒテン | 2.01.6 | 36.9 | 01-01-01-01 |
5 | スライリー | 2.01.7 | 35.9 | 09-10-10-11 |
6 | ステラリア | 2.01.7 | 35.7 | 11-12-12-12 |
天候:晴 芝:良
上り4F:48.0 3F:36.5
前後半1000m:61.2-60.0
12.8-11.6-12.2-12.3-12.3-12.0-11.5-11.3-12.3-12.9
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、前半ゆったりとした流れから、道中は速くも遅くもなく
&淀みなくという展開。そこから後半は3コーナーから一気にペースが上がり
つつ→直線は完全に右肩下がりの形。
今回は咀嚼するのがなかなか難しいレースになったが、その原因はやはり強風。
ラップも多分に影響されていると思われるが、おそらく北寄り(~北西)の風
というところで→3~4角が追い風。急なペースアップの区間と重なっている。
(※阪神は向こう正面がぴったり西→東)
そして、真西よりも少し北寄り(西北西くらい)に進路を取る正面直線では、
向かい風の括りになるためスピードが上がらなかった。
そのあたりを踏まえつつ改めてラップを見るなら、今回の前半では額面以上に
脚を使っている可能性がありそうだし、特にぴったり向かい風となる1~2角
(3F目辺り)は、古馬重賞よりも速いラップを刻んでいて、尚更という印象。
全体としては後傾の展開でも、やはり一定の持久力は問われたと言えそう。
また後半に関しては、強度自体は追い風に背中を押された分も含まれているとは
思うが、仕掛けのタイミングの早さが間違いなく誘発されていて、長い脚を使い
つつ、直線は向かい風の中で(脚が上がってから→)耐える&惰性という戦いに
なった。(持久力&持続力)
風が強い時は滞空時間が長い方が影響を受けるので、細かく脚を使うタイプが
ハマるイメージが個人的にはある。(人間の場合で考えても、強風の中では身を
かがめて、一歩ずつ確実に…という動きになるはず)
今回掲示板に載った馬はそれほど馬格のないタイプが多くなっていて、例外と
なるファインルージュにしても、元々キビキビとした走りをするタイプ。
厳しさはやはりあったレースなので、上位の地力はもちろん認めたいし、今後の
活躍にも期待したいが、走法的な部分で、それぞれどのレースにつながっていく
のか?を、しっかりと観察していきたい感覚にはなる。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
アカイトリノムスメ
前半でポジションを取りつつも、1~2角では一旦溜めて、終始外寄りを通り
ながら→直線もしっかりと押し通しての勝利。
ある程度細かく刻むキンカメ的な走法と、ラップが落ちていく中でも惰性が効く
ディープ的なバネ。良血馬がそれぞれの良さを存分に発揮した雰囲気ではある。
内容的にも、ラップの速い区間で外から追い掛けて、相対的に脚を使った格好
だし、それで押し切ったのならば文句なし。当然その実力は認めたい。
次はエリザベス女王杯orジャパンCとのこと。個人的にはマイルでもう1度
見たい気はするが、現状では条件依らず…となっているし、相手関係や展開に
対する位置取り次第では。当週に横の比較をしてみて…といったところ。
ファインルージュ
中団後ろから外を回しつつ、直線しっかりと浮上しての2着。
11.3秒まで上がった速いコーナーで外から押し上げ…というのは、厳しさが当然
あっただろうし、それでもヘコ垂れずに脚を伸ばしたことで、スピードに対する
耐性の強さを改めて証明した。
今回の道中~上がりという内容的には、1F延長した舞台にもハマって良さそう
だが、絶対的なスピードもある点で、5月の府中もやはり意識はしてしまう。
引き続きノームコア的なイメージを描きつつ、注目していきたい存在。
ソダシ
上記のように、強風の中でのレースだったため、本来は武器になることも多い
大きめのテンポの走りが、今回は仇となった可能性はありそう。
一完歩ずつの(風に煽られた分の)修正という部分で、細かく脚を使うタイプ
よりもロスが大きくなり、ジワジワと余力を削がれていった…というイメージは
何となく描ける。
もちろんこれは全くの的外れで、(ゲートまでの雰囲気からも)やはり状態面の
問題なのかも知れないし、歯!!なのかも知れないし(う~む)、単純に距離や
舞台に対する適性なのかも知れないし、もしくはそれら複合的な要因が絡まって
…なのかも知れない。
答え合わせをするためにも、とりあえず来春、大阪杯で見たい。
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