- 前半がかなり速くなり、その後も大きくは緩まず、上がりが掛かった。
- 高い持久力&持続力が問われた。
エリザベス女王杯結果
1 | アカイイト | 2.12.1 | 35.7 | 13-13-13-07 |
2 | ステラリア | 2.12.4 | 36.1 | 07-08-08-09 |
3 | クラヴェル | 2.12.5 | 36.1 | 14-14-13-12 |
4 | ソフトフルート | 2.12.5 | 36.0 | 15-15-15-12 |
5 | イズジョーノキセキ | 2.12.5 | 36.5 | 07-07-05-07 |
6 | レイパパレ | 2.12.6 | 36.9 | 04-04-03-02 |
7 | アカイトリノムスメ | 2.12.6 | 36.7 | 05-04-05-03 |
天候:晴 芝:良
上り4F:48.7 3F:36.5
前半1000m:59.0
12.2-10.7-11.2-12.5-12.4-12.3-12.1-12.2-12.2-11.8-12.5
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、前半がかなり速くなり、その後の道中は淡々と&淀み
なく流れて(馬場を考えれば水準は低くない)、勝負所で一応1つ加速は示した
ものの、上がりが掛かった形。
とにかく今回の特徴は、前半の速さ。
馬場が速かった昨年などと比べると分かりづらいが、ある程度時計が掛かって
いた状況を考えれば、やはり厳しい入り方をした格好。
実際、前3F:34.1秒という数字は、宝塚記念でもそれを超えたのは過去2回しか
ないし、そこで引っ張られたことで、当然高い持久力が必要となった。
また道中以降に関しては、一見すると落ちついて流れているようにも感じるが、
実際には「宝塚記念」の平均と同じ程度の水準。スタートで極端に力を使って
からの→12秒台前半のラップというのは、ジワジワ&相当に脚にきたはずだし、
そのまま勝負所に突入…という部分で、持続力も厳しく問われるレースだった。
脚質的には、この展開なので、特にスタート直後に脚を使った前の馬は難しく
なって、ハッキリと差し馬が優勢に。その中でもロスなく進めたり、少しでも
仕掛けを遅らせた馬が最後は浮上したイメージ。
この先に向けては、後方から好走した馬に関しても、前半で十分に引っ張られ、
受け流す…というまでの競馬にはなっていないため、一定の地力は認めておき
たいし、活躍に期待はしておきたい。
あとは何と言っても、前から負けた(特に粘りを見せた)馬の巻き返しには、
しっかりと注目しておきたいところ。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
アカイイト
後方外から、後半もタイミングを見極めつつじっくり→ラスト3F手前辺りから
一気に捲って、直線も早めに捕まえに行きつつ、最後まで踏ん張っての勝利。
展開的にはやはりハマったが、自身も道中をかなり高い水準で進めた扱いだし、
しっかり勝ちに行っての→一応完勝という形。その地力は認めておきたい。
この先の興味は、速い馬場での総合力勝負などでどこまで出来るか?といった
ところだが、とりあえずはグランプリ型の舞台&展開では、当然しっかりと注目
していきたい存在。
ステラリア
道中~勝負所で無理して追い掛けなかった…というのはあるが、前半である程度
脚を使うポジションから→上がりをまとめての2着。
元々引っ張られる展開で良さを見せていたタイプではあるが、改めて地力勝負
での強さを示した格好。
とにかく今回は、勝ち馬も含めてキズナ産駒が適性を示した…という結果だが、
パワー&持続という方向性では、この先も当然注目しておきたいところ。
レイパパレ
今回は実質的に、前半~道中を大阪杯の時と同じくらいの水準で進めた格好。
ここは1F長い舞台だし、上がりを落としたことは当然と言えば当然。
それでも最後に挙って交わされるまでは、しっかりと粘りを見せていた訳だし、
負けはしたものの、むしろ地力は十分に示した扱い。
次は香港カップとのこと。メンバーは分からないが、今回と比べれば前半を相当
楽に入れるだろうし、壮絶な2200mからの→距離短縮という臨戦過程。
普通に前進要素しかないように思える。
もちろん他にも注目したい馬はいるが、応援しておきたい。
アカイトリノムスメ
この馬の場合、(馬場を考えれば)実質的に桜花賞の時と同等くらいの入り方。
それで後半を持たせよう…というのは無理があるし、この結果は仕方がない。
7着とは言っても、2着からは大きな差はなく、むしろ地力を示したとも言える
くらいだし、シンプルに来春、巻き返す姿に期待しておきたいところ。
ウインマリリン
さすがに負け過ぎで、結局のところ状態がどうだったのか?というのはあるが、
(経歴の中で飛び抜けて速く→大敗した)秋華賞を上回る過去最速の入り方を
した格好。スタートで押してまでポジションを取りに行った時点で、既にこの
馬の"型"は崩れていた。仕方がない。
さすがに次は来春だろうか…。しっかりと休んでからの→巻き返しに期待。
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