- 落ち着いた流れから、後半大きく加速する展開。
- 切れが問われた。
マイルCS結果
1 | グランアレグリア | 1.32.6 | 32.7 | 12-08 |
2 | シュネルマイスター | 1.32.7 | 32.9 | 08-08 |
3 | ダノンザキッド | 1.32.8 | 33.0 | 08-08 |
4 | インディチャンプ | 1.32.8 | 33.2 | 05-05 |
5 | ホウオウアマゾン | 1.33.0 | 33.7 | 01-01 |
天候:曇 芝:良
上り4F:45.0 3F:33.3
前半4F:47.6
12.5-11.2-11.9-12.0-11.7-11.1-10.7-11.5
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、前半から落ち着いた流れになって、後半は(徐々に&)
大きく加速する展開で、上がりの速い形。
荒れてはいるが、全く時計が出ない馬場ではない…という中で、このメンバーで
阪神牝馬Sの平均を下回るペース。前後半で言えば2.6秒の後傾戦で、究極的な
決め手勝負。適性的には当然、切れが問われた。
脚質的には、それなりに流れに乗ることは必要だっただろうが、何よりも性能が
物を言ったイメージ。それを備えた馬たちが順当に浮上してきた。
この先に向けては、この展開なので、適性面での1つの裏付けという扱いには
なるものの、他で地力も示している実力馬がしっかりと力を示した格好。
(ラストランの馬もいるが)シンプルに来年にもつながっていくはず。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
グランアレグリア
中団の後ろでじっくりと進めて、勝負所から外に持ち出しつつ→直線しっかり
とした脚で差し切っての勝利。
他の馬も止まっていない中で、上がり勝負を外からまとめて…という形なので、
当然その価値は高い訳だが、この馬がそれをすると、"順当"とか、"貫禄"という
ような、単純な表現になってしまう。
そう思えてしまう凄さ。素晴らしいラストランだった。
1度海外でも見てみたかった…という心残りは少しあるが、それは次の世代の
楽しみにしておきたい。おつかれさまと言いたい。(疲れてなさそうだが…)
シュネルマイスター
中団のインから進めて、直線も内寄りを(徐々に持ち出しつつ)捌いて→最後に
しっかりと浮上しての2着。
適性の幅を見せている馬だけに、今回のような展開に対しても問題はないはず
だが、厳しい展開で戴冠となったNHKマイルCを考えれば、もう少し引っ張ら
れた方が良かった気はするし、枠的に馬場の悪いところを通った分もある。
内容的には当然評価していいだろうし、やはり来年以降の中心的な存在になって
いく可能性は高そう。しっかりと注目していきたい存在。
ダノンザキッド
外寄りの枠だったが、馬群の中に入れて極力ロスなく進めつつ、直線も無駄に
大きいスライドはせずに→真っ直ぐに力を使っての浮上。鞍上の好騎乗だった。
もちろん馬自身も、性能の高さを発揮。
今後もこの路線ならば、マイルのスピード水準にどこまで対応できるのか?を
まずは確認したいところだが、そこは鍛錬や慣れで何とかなっていく可能性は
十分にあるし、じっくりと見守っていきたいところ。
インディチャンプ
中団前辺りから→直線しっかりだが、最後少し続かず…という4着。
直線に入ってからの進路選択がどうだったのか?というのは少しあるが、細かく
脚を使うこの馬的には、(他に対してアドバンテージを取れなかった時点で)
仕方のない結果ではあった。
次は香港マイルとのこと。後半型の長くいい脚を使う展開になることも多い舞台
なので、適性はピッタリとは言えないかも知れないが、実力面の心配はないし、
ロスなく→仕掛けのタイミングを間違わなければ、あるいは。当然応援したい。
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