- 道中~上がりで長い脚を使いつつ→直線でもうひと脚という展開。
- 高い持久力&持続力が問われる。
- 勝ち切るには一定の切れも欲しい。
- 予想◎キラーアビリティ
ホープフルS過去4年のラップタイム
過去のラップタイムから傾向を探ってみる。2020(ダノンザキッド:2.02.8)
12.8-11.4-13.0-12.7-12.0-11.9-12.2-12.0-12.2-12.6
天候:晴 芝:良
上り4F:49.0 3F:36.8
前後半1000m:61.9-60.9
勝ち馬コーナー通過:04-03-05-03
勝ち馬上り3F:36.4
2019(コントレイル:2.01.4)
12.6-11.5-12.4-12.2-12.2-12.1-12.0-12.0-11.9-12.5
天候:晴 芝:良
上り4F:48.4 3F:36.4
前後半1000m:60.9-60.5
勝ち馬コーナー通過:04-04-03-02
勝ち馬上り3F:35.8
2018(サートゥルナーリア:2.01.6)
12.8-12.0-13.0-12.5-12.2-11.8-11.8-12.2-11.5-11.8
天候:晴 芝:良
上り4F:47.3 3F:35.5
前後半1000m:62.5-59.1
勝ち馬コーナー通過:02-02-03-04
勝ち馬上り3F:35.3
2017(タイムフライヤー:2.01.4)
12.5-10.8-12.5-11.8-12.0-12.3-12.6-12.8-11.9-12.2
天候:晴 芝:良
上り4F:49.5 3F:36.9
前後半1000m:59.6-61.8
勝ち馬コーナー通過:15-16-16-09
勝ち馬上り3F:35.5
過去4年の平均ラップタイム
12.68-11.43-12.73-12.30-12.10-12.03-12.15-12.25-11.88-12.28
(0.15- 0.49- 0.32- 0.39- 0.12- 0.22- 0.34- 0.38- 0.29- 0.36)←バラつき
2.01.80 61.2-60.6
ラップ傾向
ラップタイムを見ると、前半ミドルペース~やや落ち着いた流れから、道中は
かなり締まった展開になって、そこから上がりで少し緩急がつく形。
G1に格上げされてからまだ日が浅いレースではあり、展開の振れ幅は大きく
なっているのだが、道中のみに限定して言えば、そのバラつきはかなり小さく
なっていて(5~6F)、常にタイトなレースになっている。
すなわち2コーナーからの下り坂でペースアップする部分は、傾向として考えて
良さそうで、高い水準での追走から→長い脚を使う…というところで、持久力
&持続力がシンプルに反映されそう。
それを前提として、直線ではもうひと脚を使う必要がある…という点で、一定の
切れを備えている馬が勝ち切るイメージになる。
脚質的には、前半のペースによっては後ろの馬で決まったケースもあるが、その
場合であっても、上位は(内容的に)完全に受け流していた訳ではなく、やはり
ある程度流れに乗れるタイプを中心に考えておきたいところ。
好走の条件
・高い持久力&持続力を備えていること
・一定の切れがあること(勝ち切る条件)
予想
あの馬がいない…とか、あの馬が朝日杯で⇔この馬がこっち?…とか、思って
いたメンバーと少し違っているが、やはりG1。
ちゃんと高いパフォーマンスを示している馬はいるし、今年最後の1戦として
じっくりと楽しみたい。
◎キラーアビリティ
前々走は、前半~道中をまずまず高い水準で進めつつ→直線で1頭だけ大加速を
示しての突き抜け。2歳の夏ということを考えれば、破格と言っていいような
パフォーマンスだったし、その内容で考えれば、ここでも当然上位扱いになる。
前走は、後半早めに動いて→最後差されただけだし、その相手も朝日杯で好走
している馬で、特に問題にはならないはず。
シンプルにここで巻き返しての→戴冠に期待しておきたい。
○サトノヘリオス
前走は、前半~道中が締まった展開の中で、自身も道中をかなり高い水準で進め
つつ→上がりをまとめての勝利。前々走も、後半で長い脚を使えているし、地力
&適性ともに普通に上位扱いになる。
エピファネイア産駒だが、大きなフットワークというタイプではなく、ある程度
立ち回りが利くため、中山という舞台も問題はなさそう。
あと1つ重賞に手が届かない鞍上だが、初めてがG1という可能性も考えたい。
▲コマンドライン
サウジアラビアRCは、道中で動きつつ→上がりをしっかりとまとめての勝利。
緩い流れでも、動けるのは中身の良さがあるから…ではあるし、新馬戦で道中を
ある程度高い水準で進めた経験もあるので、一定の力は十分に認められる。
それらの内容を2000mへ換算するとなると、もう1段上の裏付けが欲しかった
感覚にはなるが、スケールのある馬がしっかり更新してくるレースでもあるし、
可能性としてはやはり考えておきたい。
注ジャスティンパレス
前走は、前半は歩いたような格好だったが、道中まずまずの水準で進めつつ→
上がりをしっかりとまとめての勝利。一定の地力&性能は認められる。
馬格はそれほどないタイプだが、馬体自体はしっかりしている印象だし、ここで
さらに水準が上がっても、こなす可能性はあっても良さそう。
勝ち切れるか?はともかく、相手にはやはり考えておきたい存在。
△マテンロウレオ
新馬戦は、ロスなく回ってきた…というのはあるが、後半かなり長い脚を使う
展開の中で、捌きつつ→最後キッチリと交わしての勝利。
自身の道中~上がりのパフォーマンスも、(初戦としては)十分に高いものに
なっているし、2戦目の上積みがあれば、ここで食い込んできても良さそう。
この枠から鞍上がどのような競馬をするか…だが、注目はしておきたい。
△フィデル
京都2歳Sは、道中をまずまずの水準で進めつつ→上がりをまとめた3着。
最後は2頭に競り負けたが、一定の地力は示した扱いになる。
終いの部分であとひと踏ん張り出来るか?というのは結局あるが、道中の雰囲気
からは中身の良さを感じさせるし、無理のない追走であれば、上位に食い込んで
来る可能性は十分。相手には。
△ボーンディスウェイ
前走は、開幕馬場での逃げ切りではあったのだが、自身が前半~道中で踏んだ
水準は低くないし、後半も早い段階からペースアップしている内容。
やはり一定の地力は認めていいはず。
今回は開催9日目で、しかもG1というところで、当然厳しさは増すのだが、
イーブンくらいの展開に持ち込めれば、残る可能性はあっても良さそう。
☆アケルナルスター
前走は、上がり勝負で前3頭が残っている中で、後方外からの→突き抜け。
高い性能を示した。
現時点で地力の部分の裏は取れていないが、指数的には結構上位に食い込んで
きているし、この手のタイプは何かを起こすことが度々ある。
評価は1つ区別するが、一応ピックアップはしておきたい。
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