- 淀みのない流れから→直線でもう一脚を使う展開。
- 持久力&持続力(&切れ)が問われた。
ホープフルS結果
1 | キラーアビリティ | 2.00.6 | 35.8 | 03-03-03-03 |
2 | ジャスティンパレス | 2.00.8 | 35.7 | 05-05-05-05 |
3 | ラーグルフ | 2.01.0 | 36.0 | 07-05-05-03 |
4 | フィデル | 2.01.1 | 35.4 | 12-12-12-11 |
5 | ボーンディスウェイ | 2.01.1 | 36.5 | 02-02-02-02 |
6 | マテンロウレオ | 2.01.1 | 35.6 | 09-10-10-09 |
7 | アケルナルスター | 2.01.1 | 35.1 | 14-14-14-13 |
天候:晴 芝:良
上り4F:48.5 3F:36.3
前後半1000m:60.1-60.5
12.6-11.3-12.0-12.2-12.0-12.0-12.2-12.2-11.7-12.4
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、前半からある程度流れて、道中も全く淀みのない展開。
そこから直線でしっかり加速という形。
今回の特徴は、まずは前半~道中の速さ。
長い隊列にはなっていたものの、上位はある程度流れに乗っていた馬が多いし、
それらの挙動をチェックしてみれば、しっかりと引っ張られている格好。
当然、持久力&持続力がしっかり問われるレースだった。
その(追走で脚を使う)展開の中で、直線ではもうひと脚使う形になっていて、
そこはやはりG1(馬)の切れ。少なくとも勝ち切るためには、単に耐えるだけ
では足りなかった。(⇒結局は総合力勝負)
脚質的には、前述のように上位はそれなりに流れに乗っていた扱いだが、今回の
場合はそれよりもやはり地力…という印象。
あとは末期馬場ではない中での、タイトな流れ…という部分で、この時期の馬が
外を回しつつ→まとめて交わす…というのはさすがに厳しく、ロスなく進める
ことが重要にはなった。
この先に向けては、立ち回りなど、細かい部分での上げ下げは当然必要になる
だろうが、この展開なので、とりあえずは上位の地力を信頼としておきたい。
他路線の有力馬との兼ね合いだが、来春の活躍に期待。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
キラーアビリティ
前とは少しだけ離れていたが、好位3番手で、前半からしっかり引っ張られた
内容になっているし、レースを通して一定以上の高い水準に居続けて→尚且つ
もうひと脚使った格好。シンプルに強い競馬だった。
現状、勝ち切っているのは小回り&内回り型のレース…ということになるが、
その中でも変化はつけられているし、来春に向けて適性面でもそれほど大きな
心配はなさそう。当然、引き続きしっかりと注目していきたい存在。
ジャスティンパレス
極力ロスをしない競馬から、勝負所で少し持ち出しつつ→直線で粘り強い脚を
見せての浮上。前半~道中をこれまでとは比べものにならない水準で進めて、
最後は苦しそうな雰囲気ではあったが、鞍上の叱咤に応え、地の強さを見せた。
ダメージが少し心配な内容だが、その実力はしっかりと認めたいところだし、
来年以降にもつながっていくものとして考えたい。これも注目。
年末にラップタイムの質問をさせていただいた者です。
返信削除年末重賞の回顧ありがとうございます。とても楽しみにしておりました。
ホープフルSのキラーアビリティと横山武騎手には脱帽でした。
予想の段階で私は、このレースと舞台においては、ある程度前で競馬をする必要があると理解していました。
キラーアビリティの未勝利勝ちは9頭立てで3角7番手、萩Sは6頭立てで3角4番手。なので、この馬の差しが届くかどうか分からないと思いました。
ところが、レースは15頭立てで3番手をキープしました。さすがに上がり最速ではないものの、先行して押し切ってしまうのですから、鞍上の判断と馬の力に驚きました。
果たしてこの先行力は、過去3戦から予想することができたのでしょうか? 繰り返しになりますが、横山武騎手の先行力には脱帽です。
個人的に「先行力」に関しては、通過順以上に、実際にどの程度のペースで走っていたか?を重視しています。
削除一例として今回のケースの雑なデータを示すと、(自身の)前3Fが36秒台以内という経験があった馬は15頭中5頭。その中にはキラーアビリティも含まれているため、好位を取れる下地はあった…という気はしています。