- 前半が速くなり、後半の仕掛けも早い展開が基本。
- (馬場次第ではスピード方向に寄って&加速も入る可能性がある)
- 持久力&末の持続力(&一定の切れ)が問われる。
- 予想◎ユーバーレーベン
参考ラップタイム
(2021年⇔宝塚記念平均)ラップ傾向
(過去記事の一部修正)今年も阪神開催。まずは同舞台の宝塚記念(&コース自体)の特徴を把握した
上で、2021年のラップを眺めてみたい。
阪神2200mは、2000mと比べて最初の直線が長い分、前半が速くなりがちで、
後半はしっかりと持久力が問われるコース。宝塚記念も、道中で一旦落ち着く
場面はあるものの、上がりは極端に速くはなっていない。
また仕掛け自体も早くなりやすく、最後は切れよりも持続力が必要とされて、
"止まらない"という戦いになる。その点で、一瞬の切れで勝負するような馬は、
見せ場は作れても→結局は不発に終わる可能性が高い。
脚質的には、コースの傾向からは好位~好位差し辺りが基本となり、ある程度
流れに乗りつつ→上がりをまとめられるタイプを中心には考えておきたい。
以上を踏まえつつ2021年のラップを見ると、寒い時期とは言え開幕週という
こともあって、ハッキリとスピード方向に出て&しっかりとした加速も入って
いる形。前後半はイーブンに近い展開になっている。
(ここには示していないものの)開幕2週目だったエリザベス女王杯'20も同じ
ような傾向を示していたし、耐えるだけではなく、ある程度末脚を伸ばすことも
必要なイメージではある。⇒持続力がまずは基本だが、一定の切れも併せ持った
バランスタイプを中心に考えたい。
好走の条件
・持久力&末の持続力があること(一定の切れも欲しい)
予想
時計は出ている状況だが、肝心の馬場が悪化しそう。
今回ばかりは、上記したようなスピード&切れよりも、(宝塚記念的な)重厚な
持久力&持続力勝負の方にシフトして考えたい。
◎ユーバーレーベン
札幌2歳Sでは、前傾の展開の中で早い段階から押し上げつつ→直線でもう一脚
という形で好走。ゴールドシップ産駒らしい、2段階的な脚使いを早い時期から
見せていて、引っ張られての→持久力&持続力勝負にはピッタリとハマりそう。
その点、阪神では間違いなく10Fよりも11Fだろうし、当然有力な存在となる。
今回はジャパンCで先着を許した相手もいるが、父が大得意だったこの舞台に
初見参!となれば、何はともあれ期待はしたくなる。素直に推しておく。
○サンレイポケット
近走はG1でも安定して上位に食い込んでいる訳だし、実力は当然上位。
適性面でも、新潟大賞典のように、引っ張られる展開&パワーが必要な条件で
強さを見せていて、条件的には普通にハマりそうな雰囲気ではある。
単純に天皇賞&ジャパンCの4着馬が6番人気というのは、とりあえず甘いし、
可能性としてはやはりしっかりと考えておきたい存在。
▲ディアマンミノル
前半から引っ張られた函館記念や、道中以降がビッシリ…という展開になった
京都大賞典などでしっかりと浮上していて、持久力&持続力という方向性では
力を示している馬。ここでは上位扱いでいいはず。
タイプ的に展開待ちの部分はあるが、天気が崩れそうな今回の条件であれば、
十分出番が回ってきても良さそうだし、ここは大いに注目しておきたい。
注タガノディアマンテ
中山金杯は、ロスなく内寄りを捌いた内容ではあるが、ほぼ1年振りのレースで
しっかり好走。元々は菊花賞でも、外から思いっきり勝ちに行きつつ→見せ場を
作っていたりして(結果は7着だが)、地力は上位に扱える馬でもある。
もちろん、長い距離を走れることと、(前半引っ張られて→)耐えられることは
少し違うが、体力勝負になって浮上する可能性は考えておきたいところ。
△レッドガラン
中山金杯は、かなりのロングスパートになった中で、自身も(無理はしていない
ものの)早い段階から脚を使いつつ→惰性的に差をつけての勝利。力を示した。
阪神では(惰性というより)最後までしっかり脚を動かしたい(持続)…という
ところはあるので、その内容がピッタリつながるか?は微妙だが、示している
パフォーマンス的には十分上位。相手にはしっかり考えておきたい。
△レッドジェネシス
菊花賞は、後半のコーナー部分が速い展開の中で、後方から外を回した格好。
内容的には無理筋ではあり、とりあえずは度外視していいはず。
今回と同じ2200mで言えば、京都新聞杯では前傾の持久力勝負を勝ち切って、
神戸新聞杯では道悪でしっかりと好走。大きな走りで阪神内回りがピッタリか?
と言えば微妙なところもあるが、巻き返しの可能性はやはり考えておきたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿