- 前半~道中が速くなって、最後は落ち込む展開。
- 持久力&切れが問われた。
NHKマイルC結果
1 | ダノンスコーピオン | 1.32.3 | 34.3 | 07-06 |
2 | マテンロウオリオン | 1.32.3 | 33.5 | 17-16 |
3 | カワキタレブリー | 1.32.4 | 33.8 | 15-14 |
4 | セリフォス | 1.32.6 | 34.6 | 05-06 |
5 | インダストリア | 1.32.7 | 34.6 | 10-08 |
天候:曇 芝:良
上り4F:46.7 3F:34.9
前半4F:45.6
12.2-10.5-11.4-11.5-11.8-11.1-11.5-12.3
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、前半からある程度速くなり、その後もなかなか緩まない
展開。勝負所でも落ち着く間もなく加速して→直線は完全に右肩下がりの形。
今回の特徴は、やはり前半~道中の速さ。
前3Fを33秒台で入った昨年まではいかないものの、速く&締まった展開になって
いて、当然高い持久力が問われた。
後半に関しては、勝負所ではしっかりとした加速が入っていて、適性的には一応
”切れ”というレースだったが、厳しい流れ&仕掛けも一気に脚を使う形…という
ところで、結局は余力勝負に近い扱い。地力が物を言った印象ではある。
脚質的には、この展開なので前の馬にはさすがに難しくなって、やはり差し馬が
優勢に。ただしそれらも(前半~)道中で脚を使っている内容にはなっており、
これもやはり地力があってこそ…ではあった。
この先に向けては、今回はシンプルに上位の地力を信頼…としておきたいし、
それらの活躍に期待していきたい感覚。
(もちろん、積極的な競馬をして負けた馬の巻き返しにも注目はしておきたい)
【注意】(追記)
このレースは公式ラップに大きなズレがあり、後半部分では額面のような緩急が
ついていない可能性があります。前半部分で引っ張られた(持久力が問われた)
ことに違いはないものの、最後まで止まらない形で→持続的に末を伸ばすことが
求められた…という解釈をすべきかも知れません。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
ダノンスコーピオン
道中はじっくりと進めた格好だが、前半で少しポジションを上げる動きをして
脚を使いつつ、そこから直線でもしっかり→最後を踏ん張っての勝利。
その地力は当然認められる。
タイプ的にある程度の自在性もあり、現段階でこのパフォーマンスを示せるので
あれば、秋も面白そうな存在にはなりそう。
欲を言えば、もう一回り馬体が増えて欲しい気もするが、そこは成長に期待。
マテンロウオリオン
ポツンに近い内容で、前半は受け流した格好だが、道中をかなり高い水準で進め
つつ→しっかりとした決め手を発揮しての浮上。
これまでの重賞でも結果を出している馬だが、(数字的にも)パフォーマンスを
大きく更新してきた扱いだし、その力は当然認められる。
今回の道中~上がりという脚の使い方は、古馬になって展開がより厳しくなった
場合にも活きてくるだろうし、長い目で注目していきたい感覚にはなる。
カワキタレブリー
中団の後ろから進めて、前半~道中で平均的に脚を使いつつ→上がりをしっかり
まとめての浮上。展開に対する位置取り的には恵まれた方だが、これまでにない
水準で追走しつつ→決め手も発揮できた…というところで、パフォーマンスを
大きく更新してきたし、数字を見る限り、これはもう地力を認めるしかない。
展開には依るかも知れないが、この先も注目はしていきたい。
NHKマイルC の後半3F は、オフィシャルのラップは間違っていると思うので分析には修正が必要かと。11.99-11.45-11.40 が正しい。
返信削除ご指摘ありがとうございます。
削除確かに今回の手動計測部分には、看過できないレベルのズレがあるようです。
各馬のコメントの方は、前3Fなどで個別に計測をして、それぞれの大まかな
挙動を確認して書いているので大丈夫だと思いますが、レース全体としての
解釈に関しては改めておきたいと思います。