- (実質)高い水準の道中から、上がりは長い脚を使う展開。
- 持久力&末脚の持続力が問われた。
オークス結果
1 | スターズオンアース | 2.23.9 | 33.7 | 08-07-08-08 |
2 | スタニングローズ | 2.24.1 | 34.4 | 05-05-04-04 |
3 | ナミュール | 2.24.3 | 34.0 | 08-09-09-09 |
4 | ピンハイ | 2.24.4 | 34.0 | 10-09-10-10 |
5 | プレサージュリフト | 2.24.5 | 34.5 | 06-06-06-06 |
天候:晴 芝:良
上り4F:46.4 3F:34.8
前半1000m:60.6
12.4-11.0-11.9-12.6-12.7-12.5-12.3-12.1-11.6-11.3-11.7-11.8
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、スタートは平均(~平均強)くらいの流れで、道中は
一旦落ち着いてから→早い段階でペースアップしていく展開。そこから勝負所も
ワンテンポ早い仕掛けをしつつ→最後も一定以上のスピードをキープという形。
今回は、レース全体としては大きく緩急がついているが、1頭が一旦離しつつも
5F目辺りでほぼ吸収された格好。後続の挙動としては、緩んだ区間で詰める形
から→吸収した勢いでさらにジワジワと加速していて、実質的に道中は結構高い
水準で進めた扱い。当然、まずは高い持久力を備えていることが必要になった。
また後半に関しては、早いタイミングで加速しつつも→最後も大きく落ち込む
ことなく、かなり長い脚を使う形になっていて、適性的には、末脚の持続力が
問われるレースだった。
脚質的には、(実質)しっかりとは溜めを入れられない展開で、少し控えた馬が
優勢になったとは思うが、それと同時に後半部分が高い水準で推移したために、
押し上げづらさもあったはず。後方の馬にとっても少し難しくなった。
この先に向けては、スタート直前でのアクシデントがあったり、その影響での
上げ下げも必要になるかも知れないが、上位馬が示した(特に道中~上がりの)
パフォーマンスは何の文句もない水準。戦前は混戦模様のレースではあったが、
(上位は)堂々たるオークス好走馬…という扱いをしても良さそう。
この組はしっかりと注目していきたい。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
スターズオンアース
中団からじっくりと進めつつ、直線でしっかりとした決め手を発揮しての勝利。
道中はこれまでのレースと比べて(距離換算して)1枚も2枚も厳しいラップを
踏んだ格好だが、上がりも全く落とさず、パフォーマンス的にもしっかりと更新
してきたし、ラスト3Fは唯一の33秒台で最速。シンプルに強い…という印象の、
堂々たる2冠達成となった。
現状ではとりあえず穴が少ない雰囲気ではあり、究極的な決め手勝負になって
どうか?というくらいだが、秋華賞は基本そうはならないし、当然有力な存在
ということにはなりそう。3冠の期待を持ちつつ、秋を待ちたいところ。
スタニングローズ
ある程度流れに乗りつつ、道中はロスなく進めて、勝負所で少し持ち出す形から
→直線しっかりと持続させての2着。
内容的には前走と同じようなイメージの走りだったが、パフォーマンスは当然
更新しているし、3F延長しても変わらない…というところで、今回のメンバーの
中では、距離適性の部分で分があったのかも知れない。
タイプ的に、直長コースで速い上がりも使えている馬だが、内回り型の舞台への
適性も既に示している訳だし、とりあえず秋華賞も普通にこなせそうな雰囲気。
秋も当然注目したい1頭とはなりそう。
ナミュール
勝ち馬と同じくらいの位置取りから、ロスなく進めつつ→上がりをしっかりと
まとめての3着。直線は上の2頭よりも馬場の悪い所を通った格好だし、それを
考えれば十分に評価できる内容。とりあえずはキッチリと巻き返してきた。
イメージ的には、中身の良さと性能…という王道タイプで、その点が内回りの
秋華賞に対してはどちらに転ぶのか?とはなるが、パフォーマンス自体は十分に
威張れる水準。秋以降も当然活躍の期待はしておきたい。
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