- 緩急はついたが、レース全体としての水準は十分に高くなった。
- 高い持久力&持続力が問われた。
天皇賞春結果
1 | タイトルホルダー | 3.16.2 | 36.4 | 01-01-01-01 |
2 | ディープボンド | 3.17.3 | 37.1 | 04-04-04-03 |
3 | テーオーロイヤル | 3.17.4 | 37.4 | 04-04-02-02 |
4 | ヒートオンビート | 3.18.0 | 37.0 | 09-11-09-07 |
5 | アイアンバローズ | 3.18.3 | 37.7 | 06-06-06-04 |
天候:晴 芝:稍重
上り4F:48.3 3F:36.4
4F毎ラップ:48.5-48.9-50.5-48.3
12.7-11.9-11.9-12.0-12.0-11.9-12.2-12.8-13.3-12.9-12.3-12.0-11.9-11.5-11.7-13.2
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、スタートは速くないものの、その後のスピードが全く
落ちない展開。その分1~2コーナーの前後では一旦しっかりと落ち着いたが、
後半早めのペースアップをして→最後は落ち込んだ形。
今回の場合、勝ち馬が締める所は締めて&緩める所は緩める…というメリハリの
ついた展開を作った訳だが、とりあえずそれを平均的にならして考えれば、全体
としての水準は高め(昨年ほどではないが)。持久力がしっかりと問われた。
そのことを前提に、後半は(内回りの)ラスト3Fにピークがきているように、
早い段階で脚を使い切ったような格好。
適性的には当然、高い持続力を備えていることが必要になった。
脚質的には、今回は何だかんだ人気上位5頭の決着となっていて、まずは地力が
反映された印象だが、コーナー部分が速い展開の中で、(特に外からでは)押し
上げづらさがあった。ある程度流れに乗ることが重要だった雰囲気ではある。
(そのポジションで耐えられるか?は別問題だが…)
この先に向けては、今回は実力の足りない馬がしっかりと淘汰されるレースに
なったと思うし、(言うまでもなく勝ち馬を筆頭に)上位の力をまずは認めて…
とはなる。それらの活躍に素直に期待していきたい。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
タイトルホルダー
途中しっかり緩めた部分もあるが、菊花賞の時と比べれば(全体として)踏んで
いる水準が全く違っているし、その中で早仕掛けから→後ろの脚をキッチリと
消しての圧勝。
他がカラ馬の影響を受けた…という側面があるにしろ、何だかんだ抜けて速い
上がりを使っている訳だし、その実力は当然認めておきたい。
宝塚記念は、スタートが(かなり)速くなりやすい部分と、中距離の一貫した
展開でどこまで出来るか?という部分で、現状では絶対とは言い切れない感覚
にもなるが、今年も開催2週目の設定。馬場が前有利に働く可能性はある。
当然有力な1頭として、しっかりと注目はしておきたい。
ディープボンド
今回は着差から言って勝ち馬を褒めるしかないところはあるのだが、(馬場との
兼ね合いもあったものの)コーナーの速い部分で外を回しつつ→前を追い掛ける
…というのは難しさがあったし、レースもスムーズとは言えない部分があった。
それでも崩れることはなく、2年連続での2着は立派だし、上がりが問われない
舞台では、やはり一定の格を備えていることを改めて証明した。
次はどこになるのか?分からないが、仮に宝塚記念への出走があるようなら、
基本的にスタートが速い入り方になる舞台だし、現状の少し控える選択という
のはハマる可能性がありそう。とりあえずは動向に注目したい。
テーオーロイヤル
積極的に入りつつポジションを確保して、勝負所も攻めた格好での3着。
最後はかなり苦しそうな感じになったが、背負い慣れない斤量&高い水準での
追走でもしっかりと戦えたことは大きな収穫になった。
その地力は十分に認められるし、この先の可能性も広がったイメージ。
長い目で注目していきたい。
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