2022年7月10日日曜日

プロキオンステークス@小倉展望(ラップ傾向&予想)2022


まとめ
  • 前半~道中が速く、後半の仕掛けも早くなる展開。
  • 高い持久力&持続力が問われる。
  • 予想◎アルドーレ

参考ラップタイム

(2021⇔阿蘇S平均)

(1勝~3勝クラス平均)


ラップ傾向

今年も小倉1700m開催。とりあえずは昨年と同様に、毎年近い時期に同コースで
行われているOP・阿蘇Sのラップ(10年平均)と、クラス別のラップ(5年
平均)から考えてみたい。(以下転載)

(阿蘇Sの)ラップタイムを見ると、前半ある程度速い流れから、コーナーでは
一旦落ち着くものの、すぐにペースアップ。道中も高い水準で進みつつ→早い
段階でピークを迎えて、上がりは完全に右肩下がりの形になる。

とにかくここは、前掛かりな展開が基本。
前半~道中の速さに加えて、後半の仕掛けも早くなるため、しっかりとは溜め
られないまま→勝負所に突入。あとは如何に止まらないか?という戦いになる。
適性的には当然、高い持久力&持続力が問われる。

クラス別では、レベルが上がれば全体的に水準が高くなるが、特に目立つのは
道中~上がりの部分。溜められない展開の中でも、(単に待っているだけでは
なく)変化をつけていける…ということが必要になってくる。
(要は余力と持続力。重賞のここでは当然、そのあたりを厳しく問いたい)

脚質的には、このコースは前が押し通すことも多くなっているが、その割合は
下級クラスでは大きく、上級クラスでは(相対的に)小さくなる傾向がある。
厳しい展開によって、前者では一様に脚をなくしてしまうのに対して、後者では
それでも脚を残せる馬がいる…ということだろう。


以上を踏まえつつ2021年のラップを見れば、重馬場で絶対的なスピード水準が
高くなって、位置取りも前&内寄りのレースになったが、展開自体はある程度
傾向に沿った形になっている。問われる適性は普遍…と考えておきたい。


好走の条件
・高い持久力&持続力を備えていること



予想


土曜は最後まで重が残ったが、とりあえず日曜は回復していきそう。
昨年とは少し異なるイメージでは考えたい。

◎アルドーレ
少し遡るが同舞台の阿蘇Sでは、前半からしっかりと引っ張られる展開の中で、
自身も(特に)道中でかなり脚を使いつつ→上がりをまとめての勝利。
そこで示したパフォーマンスはかなり高く、1つ上に扱ってもいいくらい。
前走に関しては、基本好位の馬が残った中で、58kgを背負って外々を回しつつ
→浮上し切れず…という内容。とりあえずは度外視可能だし、ここで巻き返す
可能性は十分あっていいはず。期待しておきたい。

○ラーゴム
前走は、道中が締まった展開になって、最終的には差し馬が浮上してきた中で、
58kgを背負いつつ、好位から粘り込んでの勝利。その地力は当然認められる。
後半の力に関しては、元々芝で重賞まで勝った馬なので当然威張れるだろうし、
ダート3戦目、斤量面でも楽になるここで、前進を示す可能性はありそう。
位置取りにこだわり過ぎた場合のリスクはあるが、しっかりと注目したい。

▲エアアルマス
久しぶりのダート中距離戦ということになるが、前回チャンピオンズC'20は、
結果は10着だったものの、逃げて厳しい展開を演出しつつ→直線ではしっかりと
粘りを見せた内容。(ここが1700mということで)ラスト100m辺りで考えれば
普通に上位に残っていたし、地力はやはり高い馬。
最内枠で前にこだわった場合、脚を使い過ぎるリスクはあるが、注目はしたい。

注サンライズウルス
前走は、道中は落ち着いた格好だったが、後半で高い性能を発揮しての完勝。
3走前は、前半引っ張られる形の中で上がりをまとめられているし、それらの
合わせ技で、ここでも十分上位に扱える。
横山父Jの初騎乗という部分で、どのような競馬になるのか?というのはある
ものの、とりあえず相手にはしっかり考えておきたい。

△ゲンパチルシファー
異なる距離でも(距離換算して)パフォーマンスが変わらないタイプで、それは
つまり、純粋な持久力に優れている…というのが特徴。
その点ではスピード色の濃いこの舞台にピッタリか?は微妙な気もするのだが、
実際には出走すれば常に好走しているし、勝ちもある。
前走の内容を距離換算すれば→好走する可能性はやはり十分だし、相手には。

△サクラアリュール
前走は、ロスのないコース取りではあったが、好位の馬が残った中で、控えた
ポジションから→最後しっかり詰めての2着。実力は認めておきたい。
この馬もスピード方向になって得をするか?と言えば微妙だが、自身の経歴の
中で、前走のパフォーマンスは(数字的にも)復活気配を感じさせる内容。
人気は皆無だし、とりあえず注目はしてみたい。



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