2022年9月9日金曜日

新潟記念回顧(ラップ分析)2022


まとめ
  • 落ち着いた展開からの→決め手勝負。
  • 切れ&トップスピードの持続力が問われた。

新潟記念結果

カラテ1.58.9 33.3 07-07
ユーキャンスマイル1.59.2 33.0 17-17
フェーングロッテン1.59.3 33.9 03-03
フォワードアゲン1.59.4 33.8 07-07
ヒートオンビート1.59.5 34.1 04-04

天候:晴 芝:良
上り4F:45.9 3F:33.8
前後半1000m:60.5-58.4
13.1-11.4-12.1-11.7-12.2-12.5-12.1-11.2-11.0-11.6



レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、前半落ち着いた入り方をしつつ、道中も平均弱の水準で
流れて、勝負所でしっかりと加速する形から→上がりが速くなった。

今回は、はっきりとした後傾戦。
後半部分で大きな変化がついて、尚且つラストまであまり落ちない形…という
ところで、適性的には、切れ&トップスピードの持続力が問われた。

脚質的には、比較的流れに乗っていた馬たちに、後方から決め手を発揮した馬が
食い込んだ…という構図。もちろん適性にも依るが、展開を考えれば、好位~
中団辺りまでが基本だった…とは言えそう。

この先に向けては、上位の性能は認めつつ、地力の面では他のレースと合わせて
…と言いたいところだが、今回は斤量を背負った実績馬のワンツー。
まずは素直にそれらを評価しておきたい。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

カラテ
昨年も新潟では関屋記念で2着している馬だが、その時は淀みのない展開の中で
持ち前の持続力を発揮した格好。最後まで落とさない…という部分では適性通り
だが、今回は加速の場面でも結構あっさりと先頭に立っていたし、ここへきて
新味を出してきた雰囲気ではある。
マイルのスピードに対応していた馬が、距離延長&上がり勝負で結果を出したと
なると、10月の府中あたりも気になってくるし、秋も当然注目はしておきたい。

ユーキャンスマイル
長距離を走れる馬が、中距離の落ち着いた展開で持久力を決め手に変換する形で
好走…というのは往々にしてあるが、今回はまさしく…といった印象。
まだまだこのレベルでは出来るところを示した。
同じようなパターンで言うと、京都大賞典あたりでは面白そうだが(展開には
依るが)、やはり次は例年通りに天皇賞だろうか。
現役生活をあとどれくらい続けるのか分からないが、個人的にも結構思い入れの
ある馬。その雄姿をしっかりと見届けたい。



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