'22凱旋門賞ラップタイム
2022 14.49-11.76-12.16-12.65-12.90-12.41-12.73-13.07-13.21-13.33-13.29-13.71 2:35.71
(上位3頭&タイトルホルダー)
(日本馬4頭)
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、前半からかなり速い流れになって、道中も一定以上の
高い水準を保ちつつ→下り坂でさらに加速して、そこから後半部分はジワジワと
減速していく形。
今回の場合、直前の雨で悪化したであろう馬場を考えれば、相当に厳しい展開
だったと言えるし、上がりでは加速がほとんど入らず→直線は耐えるだけ。
(もちろん馬場適性込みでの)完全な持久力勝負になった。
勝ち馬アルピニスタに関しても、同馬の個別ラップを見れば、勝負所で何とか
踏みとどまって→直線は減速していく形になっていて、十分な余力があった…
という訳では決してない。
あくまで相対的な部分で、"止まり切らない強さ"を発揮した内容だった。
日本馬に関しては、タイトルホルダーはとにかくもう、(番手からの圧による
ところもあったが)目一杯の直球を投げて→打ち返された…という内容。
宝塚記念では厳しいラップを踏んで結果を出しているが、1F長い距離&高低差の
大きいコース&馬場の違いなどを考えれば、厳しさは断然に上だったはずだし、
この結果は仕方のないところ。
他の3頭に関しても、速い流れに引っ張られて、それぞれ経験したことのない
ような厳しいラップを踏みつつ→最後は苦しくなってしまった。
単純に馬場に合わなかった部分もあるだろうが、それと同時に(それ以上に?)
自身の脚の使い方として、これまでとは全く異なる内容になってしまった印象
ではあり、展開に対する適性面の問題も大きかった…という気はする。
(今回の場合は地力と言ってもいいかも知れないが)
その中においてステイフーリッシュは、ラスト1Fの区間では日本馬最速。
ルメールJの騎乗(タイミングの上手さ)による部分もあるのかも知れないが、
脚が上がってから→止まり切らない…というところに、この系統の強さ(適性)
を改めて感じさせる。
今回のような馬場&展開になることはこの先もあり得る訳だし、同馬の"惰性力"
というのは、これから挑戦する馬たちのヒントになっていく可能性はありそう。
今年は、ある意味シンプルなレース展開ではあったので、語るべきことはあまり
多くないが、最後に各馬&各陣営のチャレンジに対しては、やはり大きな拍手を
送っておきたい。
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