- 前半~道中がかなり速く、後半の仕掛けも早くなった展開。
- 高い持久力(&持続力)が問われた。
菊花賞結果
1 | アスクビクターモア | 3.02.4 | 36.9 | 02-02-02-01 |
2 | ボルドグフーシュ | 3.02.4 | 36.3 | 12-13-10-04 |
3 | ジャスティンパレス | 3.02.5 | 36.5 | 08-06-06-04 |
4 | ドゥラドーレス | 3.03.4 | 37.2 | 12-12-10-09 |
5 | シホノスペランツァ | 3.03.4 | 36.8 | 16-16-16-13 |
天候:晴 芝:良
上り4F:48.9 3F:37.0
3F毎ラップ:34.9-35.9-38.5-36.1-37.0
12.3-10.9-11.7-11.9-11.9-12.1-12.6-13.3-12.6-12.1-12.1-11.9-11.9-12.2-12.9
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、スタートから速く&その後もスピードが落ちない流れに
なり、コーナーではペースが落ちた場面もあったものの、全体としてはかなり
水準の高い展開。後半もロングスパートの形から、早い段階で脚を使い切って
→最後は完全に右肩下がりになった。
今回の特徴は、やはり前半~道中の速さ。
前3Fを34秒台、前5Fを58秒台という、2000mでも速いと感じるような入り方を
していて、隊列としても(1頭が少し飛ばしたとは言え)大逃げという訳では
なかったため、後続もそこでしっかりと引っ張られた。
そしてその厳しい流れの中でも、後半の仕掛けも早くなったことで、ごまかしが
全く利かない展開に。
適性的には当然、高い持久力(&持続力)が問われた。
脚質的には、勝ち馬こそ番手からの競馬だったものの、この展開なのでさすがに
前の馬には厳しくなった印象で、基本はじっくりと入った馬が優勢になった。
その点でもこの先に向けては、今回はとにかくアスクビクターモアとなるし、
まずは同馬の活躍に素直に期待しておきたいところ。
他の馬に関しては、上位の地力はやはりしっかりと認めつつ、コース取りなど、
各馬の挙動から細かい上げ下げを考えたい。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
アスクビクターモア
少し押して番手から、後半はジワジワと詰める形から→(前が垂れたというのも
あり)早い段階でハナに立ち、最後は苦しくなりながらもしっかり踏ん張っての
押し切り。まさしく"地力"という、見事な勝利だった。
次がどこになるのか分からないが、長い脚や粘りという適性を考えると、方向性
としてはやはりグランプリで見たい感覚にはなる。
(当日の馬場や展開による部分はあるだろうが)
そしてもちろん、来春は天皇賞ということになると思うが、ディープ産駒だけに
京都開催で前進という可能性もあるし、対タイトルホルダーという観点からも、
とにかく楽しみは尽きない。とりあえずは動向に注目したい。
ボルドグフーシュ
中団後ろのインでロスなく進めつつ、3~4コーナーで持ち出す形から→直線は
一完歩ずつジワジワと詰めての2着。あと一歩に終わったのは、最終的に外を
選択した分もあるだろうが、元々器用に捌けるタイプではないし、内を選択して
いたとしても、その成否は微妙なところ。(現に制裁をもらっている騎乗)
馬自身としては、レースを通して平均的に脚を使った格好で、まずはその持久力
&持続力をシンプルに認めておきたい。
勝ち味に遅い部分は、今後もついて回る問題になりそうだが、今回のようにバテ
ない強みが活きる場面も、展開次第では当然あり得る。
その時の一発を期待しつつ、注目していきたい。
ジャスティンパレス
外枠発走から、(無理はしていないものの)ある程度ポジションを取りに行き、
勝ち馬を除けば上位の中で前半で最も脚を使った格好。
その後は極力ロスをしない競馬をしつつ(その分勝負所での捌きには少し苦労
したが)→ラストの減速区間でジワジワと脚を伸ばしての3着。
馬も地力を示したし、鞍上も好騎乗だった。
この先はどこを目指すのか分からないが、突き抜ける上がりを使うタイプでは
ないし、やはり平均的に脚を使うような舞台のイメージにはなる。秋は明らかに
レベルを上げているし、グランプリで力試し…というもアリな気はする。
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