2022年10月9日日曜日

毎日王冠展望(ラップ傾向&予想)2022


まとめ
  • ミドルペースから、一旦溜めつつ→しっかりと加速する展開。
  • 一定以上のスピード&切れが必要。
  • 予想◎サリオス

過去のラップタイム

2021 12.6-10.9-11.3-11.9-11.8-11.7-11.3-11.4-11.9
2020 12.5-10.7-11.3-11.7-11.8-12.1-11.8-11.9-11.7
2019 12.9-11.3-11.3-11.5-11.5-11.6-11.2-11.3-11.8
2018 12.8-11.0-11.5-12.0-11.7-11.7-10.9-11.2-11.7
2017 12.8-11.0-11.8-12.2-12.2-12.1-11.1-10.7-11.7
2016 12.5-11.3-12.0-12.5-12.0-11.8-11.4-11.5-11.6
2015 13.0-11.2-11.7-12.0-12.0-11.7-11.0-11.3-11.7
2014 12.9-11.0-11.5-11.7-12.0-11.8-11.2-11.3-11.8
2013 13.0-11.0-11.5-12.7-12.6-12.6-11.1-10.9-11.3
2012 12.7-10.8-11.0-11.5-11.8-11.8-11.5-11.7-12.2

過去10年の平均ラップタイム
12.77-11.02-11.49-11.97-11.94-11.89-11.25-11.32-11.74
1.45.39



ラップ傾向

(過去記事の転載)

ラップタイムを見れば、前半はミドルペース、道中は極端に速くも遅くもならず
一定のスピードを保って流れて、ラスト3Fで一気に加速する形の上がり勝負。

基本的には毎年上がりが速くなっているように、(実質)前半~道中がそれほど
厳しくなる訳ではないのだが、開幕週の速い馬場で行われることで、レースを
通して(絶対的に)速いラップを刻み続ける展開になりがち。

したがってここでは、スピード領域の問題で純粋な持久力(有酸素運動能力)の
高さで勝負したいタイプでは少し忙しくなる可能性があって、スピードや持続力
などのマイラー的な資質を備えていることを重視したいイメージ。
そして、それを前提に"切れ"のあるタイプを選びたい。

脚質に関しては、速い馬場で一応一旦落ち着く展開だが、近年は(綺麗だが)
やや緩い馬場の作り方をするため、差しの方にハッキリとシフトしている。
開幕馬場でもその点には注意が必要。


好走する条件
・一定のスピード(&持続力)は欲しい
・切れがあること



予想


レッドベルオーブがどのような競馬をするのか?がまずは鍵にはなりそうだが、
仮に前走と同じような飛ばす形になった場合、土曜の競馬の直後だけに、後続も
放っておく…という選択は少し難しくなるのかも。

⇒今回は少し持続力の方にシフトして、ある程度負荷が掛かる展開の中でも、
長く脚を伸ばしていけるタイプを中心に考えたい。


◎サリオス
一昨年の勝ち馬。自身の経歴の中でも、ひと際輝くようなハイパフォーマンス
だったし、その時の内容で考えれば普通に上位扱いになる。
今年はスプリント戦で始動しつつも→見せ場を作れずに終わり、マイルへの延長
&流れの落ち着いた安田記念ではしっかりと好走。それらの内容から考えると、
スピード水準的には結局1800mあたりが本質…というイメージになる。
2年振りの(ベストかも知れない)この距離で勝ち切る可能性は当然ありそう。

○レイパパレ
ヴィクトリアマイルは、スタートのアクシデントがありつつ→リカバリーして、
その後もテンション高く…という競馬。仕方のない結果ではあった。
1800mは経歴の中で(パフォーマンス的に)一気に飛躍した感のある大原Sで
強い競馬をしているし、その時の11秒台を刻む中で徐々に上げていった内容を
考えると、このレースにもハマって良さそう。
引っ張られての強さもある馬だし、やはりしっかりと注目しておきたい。

▲ポタジェ
ここでは昨年3着。その時は前が締めつけた展開の中で、ある程度流れに乗り
つつ→直線も最後までしっかりと踏ん張った内容。そこで示したパフォーマンス
からは、ここでも当然の上位扱いになる。
G1を勝ち切った分、今回は58kgを背負う厳しさはあるが、その点は人気にも
織り込まれているし、リスクを引き受けつつ、好走の可能性は考えておきたい。

注ノースブリッジ
エプソムCは、落ち着いた入り方ではあったが、道中以降でジワジワ脚を使って
行く展開の中で、最後まで押し通しての勝利。持続力を示した。
現状では、前半からもっと引っ張られた場合にどうか?や、後半部分でどこまで
上げられるか?という課題はあるので、評価としてはここまでだが、4歳秋では
あるし、1段ステップアップしてくる可能性も当然ある。注目はしておきたい。

△ダノンザキッド
性能は十分に示していて、G1でもちゃんと走れている馬。実力は当然上位。
タイプ的には、スピードの負荷が強すぎるところでは微妙…という雰囲気では
あって、本質はこのくらいの距離の方がイメージはハマるし(中山記念のような
展開では別だが)、この舞台では前進を見せられても良さそう。
フットワークを乱さない程度に受け流しつつ→浮上してくる可能性は考えたい。



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