- 一定以上の水準に居続ける中で、後半でもう1段加速する展開。
- 総合力が問われた。
毎日王冠結果
1 | サリオス | 1.44.1 | 33.8 | 04-06-06 |
2 | ジャスティンカフェ | 1.44.2 | 33.8 | 08-09-08 |
3 | ダノンザキッド | 1.44.3 | 34.3 | 04-03-03 |
4 | レイパパレ | 1.44.4 | 34.6 | 03-02-02 |
5 | ノースブリッジ | 1.44.5 | 34.0 | 08-08-08 |
天候:曇 芝:良
上り4F:46.2 3F:34.4
前半1000m:57.9
12.6-10.6-11.3-11.7-11.7-11.8-11.3-11.3-11.8
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、前半ある程度速い流れから、道中も平均強の水準を保つ
展開になり、勝負所で一定の加速を示しつつ→最後だけ少し落ちる形。
2F目の10.6秒というラップは、このレースではなかなか見ないような数字だし
(15年振り)、馬場の速さこそあれ、やはり前半部分では引っ張られた格好。
それでいてレース全体として見れば、前後半はピッタリとイーブン(46.2-11.7
-46.2)になっているように、11秒台以内のスピード領域に"居続ける"中で、
後半でしっかりと1段上げる必要があった。
適性的には、持久力&持続力&切れが問われる、総合力勝負だった。
脚質的には、今回は淀みのない展開の中で、まずは地力が反映された印象だが、
前半or道中で1つ受け流した2頭での決着。上位の中では相対的に少しでも
溜められた馬が優勢にはなった。
この先に向けては、今回はごまかしが利かない展開ではあったし、とりあえず
上位の力は認められる。適性やそれぞれの挙動によって細かい上げ下げは考え
つつも、G1戦線でもそれらの活躍に期待をしておきたい。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
サリオス
中団から、3~4コーナー辺りではロスなく少し溜めた格好で、直線は狭い所を
捌きつつ→キッチリと差し切っての勝利。他の有力馬が少し前掛かりになって
いたのに対して、この馬は(特に道中以降)落ち着いた競馬をしたことが奏功
した雰囲気だが、最後伸び切った部分に関しては、これぞ!という、久しぶりに
サリオスらしさを見た感覚になる。
毎日王冠×2の(どちらも後傾の内容での)強い競馬がありつつも、またもや
天皇賞では見られない…という噂ではあり、次戦以降に関しては正直何とも言え
ないが、それならばせめて来春はドバイで見たいものだが…。
とりあえずは動向に注目。
ジャスティンカフェ
後方から、直線でひと脚使って浮上しつつも→最後が少し惰性になっての2着。
上位の中では特に切れに寄っているイメージの馬ではあるので、最後伸び切れ
なかったことは仕方ないが、今回は(前半~)道中水準の部分で、はっきりと
パフォーマンスを更新。シンプルにステージを上げてきた印象にはなる。
次がどこになるのか?分からないが、この水準で戦えるのであれば、近年決め手
勝負になりやすくなっている阪神でのマイルCSなら、(出られるであれば)
面白そうではある。とりあえずこれも動向に注目したい。
ダノンザキッド
外枠発走になって、単純に距離を走ったというのもあるし、前に壁を置けずに
少しテンション高く進めていた…ということを考えれば、良く粘った3着とは
言えそう。前半~道中の部分での(一線級レベルでの)裏付けがなかなか取れ
なかった馬だが、今回の内容で一定のものを示せた扱いになりそうだし、充実の
4歳秋という雰囲気ではある。
しばらくは出走停止ということで天皇賞では見られないが、今回の流れに乗った
内容的にはマイルにつながって良さそうだし、やはり有力な1頭ということには
なりそう。注目しておきたい。
レイパパレ
途中から番手につけつつ、直線では早め先頭から→最後少し伸び切れず…という
4着。まだペースが落ち切っていない3コーナー手前辺りで動いて、相対的には
脚を使っていた扱いだし、元々の(少し刻む)走法も含めて、坂上で分が悪く
なったことは仕方がない。今回は1つ斤量を背負っていた立場でもあったし、
秋初戦としてはまずまず…といったところ。
この馬に関しては、天皇賞で1度見てみたい気はするが、今年の場合は締めつけ
そうな馬が出てきそうだし、それだと今回の二の舞いになってしまう可能性が
ある。エリザベス女王杯にしても、連続開催ではまた差し馬有利になってしまう
可能性があって、扱いは難しいのだが…、もちろん実力は確か。
当週の状況&メンバー構成を見極めつつ、注目しておきたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿