- 逃げ馬は速く&締まった展開。後続は上がり勝負。
- 前者は持久力、後者は切れが問われた。
天皇賞(秋)結果
1 | イクイノックス | 1.57.5 | 32.7 | 10-10-09 |
2 | パンサラッサ | 1.57.6 | 36.8 | 01-01-01 |
3 | ダノンベルーガ | 1.57.7 | 32.8 | 11-11-11 |
4 | ジャックドール | 1.57.8 | 33.5 | 04-04-03 |
5 | シャフリヤール | 1.58.1 | 33.6 | 06-05-05 |
天候:晴 芝:良
上り4F:48.5 3F:36.7
前後半1000m:57.4-60.1
12.6-10.9-11.2-11.3-11.4-11.6-11.8-11.6-12.4-12.7
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、前半から速く、道中も水準の高い流れになり、勝負所で
多少の変化はつきながらも→最後は落ち込む形。
今回の特徴は、やはり前半~道中の速さ。
速く&締まった展開になったことで、ラストは完全に"粘り"という戦いになり、
適性的には、シンプルに持久力が問われた。
…と、ここまではパンサラッサ1頭に関して。
後続に関しては、(本格的な大逃げになったのは3F辺りからなので)スタート
直後はそれなりに引っ張られていて、一定の持久力は必要になったと言えなくも
ないのだが、如何せん道中は緩く、このレベルではなかなかない…という遅さ。
それに加えて、後半の追い上げもじっくりとした形だったため、結局は逃げ馬
とは対照的に、完全に上がりに寄った内容になった。
適性的には、ただただ"切れ"が問われたイメージで(もちろん極上の)、上位に
ダービー好走馬たちがしっかり浮上したことは、当然と言えば当然ではある。
この先に向けては、とりあえず上位の性能(1頭は地力)を認めて…となるが、
切れ負けした格好の馬の巻き返しにも、やはり注目はしておきたい。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
イクイノックス
2歳時に踏んでいたくらいのゆったりとしたラップ推移から→究極的な決め手を
発揮する形での戴冠。素晴らしい性能を発揮した。
今回は才能の一つを示した…といったところで、元々は道中~上がりという脚の
使い方でもしっかり走れている馬だし、そのイメージから考えると、距離延長の
ジャパンCにはもっとハマっても良さそう。(有馬記念も合わなくはない)
実際の動向がどうなるのか?分からないが、当然しっかりと注目しておきたい。
パンサラッサ
他が勝手にコケている部分もあるが、我が道を行く競馬から(特に道中では)
相当に厳しいラップを踏みつつの→粘り込み。改めて高い地力を示した。
次走は香港Cとのこと。海外で今回のような競馬をしたらどうなるのか?という
興味は依然として湧くし、もちろんそうならなくても、ドバイのような勝ち方も
できる馬。当然大いに期待はしておきたいところ。
ダノンベルーガ
落ち着いた展開になって、そうなればこの馬の土俵…ということにはなるし、
改めて高い性能を発揮しての3着。
この先はより高い水準での追走でどこまで?とはなるが、厳しい展開になった
ダービーでも一定以上のものは示している訳だし、(今回は見極められなかった
ものの)成長分で前進している可能性もある。ジャパンCがその時よりも楽な
展開になることもあり得るし、そこで真価を問うべく、注目しておきたい。
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