京都牝馬ステークス＠阪神展望（ラップ傾向＆予想）2023

まとめ

• やや前傾の、淀みのない展開になる。
• 一定の持久力＆スピード持続力が問われる。
• 予想◎テンハッピーローズ

参考ラップタイム

（旧阪神牝馬Ｓ＆阪急杯＆阪神Ｃ平均）

（2022＆2021年⇔旧阪神牝馬Ｓ平均）

ラップ傾向

（過去記事の一部修正）

今年も阪神開催。元々京都牝馬Ｓ⇔阪神牝馬Ｓで距離を入れ替えた…という経緯がある中で、それが一時的に戻った格好。とりあえずは旧阪神牝馬Ｓと、現行重賞の阪急杯＆阪神Ｃを比較しつつ見ておきたい。

（それぞれ開催時期は異なるが）３者のぱっと見では、開幕週らしくスピードという阪急杯に対して、平均的に脚を使う阪神牝馬Ｓというイメージ。
そしてそれらの合わせ技・総合力の阪神Ｃ（やはり１つ格上）といったところ。

コースの設定的に、前傾になりやすい舞台ではあるので、一定の持久力は当然必要だが、ここは牝馬限定戦ということもあり、ゴリゴリの持久力勝負までにはなりづらい…という雰囲気ではある。

その点で適性的には、混合２戦と比較すれば、スピード持続力を、より重視しておくことが重要にはなりそうで、（特に前半から脚を使う内容で）マイルでも走れているような馬には注目しておきたい。


以上を踏まえつつ過去２年のラップを見れば、レース自体の水準がハッキリ違っているものの、どちらもしっかりと上がりをまとめた形になっている。

どの程度のバランスになるか？はともかく、単に粘るだけではなく、ある程度の変化にも対応できるタイプを中心に考えておきたい。（もちろん持続力は基本）


好走の条件
・一定の持久力＆スピード持続力があること

予想

天気が微妙だが…。

◎テンハッピーローズ
同舞台・六甲アイランドＳは、道中をある程度高い水準で進めつつ→上がりをしっかりとまとめての２着。昨年ここで３着だったタンタラスには離されているものの、相手より馬場の悪い所を通った格好だし、自身が示したパフォーマンスは十分に評価できる。
今回は３歳以来の久々の重賞になるが、元々はアルテミスＳでソダシの３着という馬で、後半の力には確かなものがあるし、ここは積極的に推してみたい。

○ルチェカリーナ
阪神Ｃは、後方から外を大きく回しつつ→直線ジワジワと詰めた格好。６着でも前とはあまり差はないし、パフォーマンス的には普通に上位に扱える。
今回も外枠を引いたので、どのような競馬になるのか？というのはあるが、地力で食い込んでくる可能性は十分。注目しておきたい。

▲ウインシャーロット
ターコイズＳは、番手から、上がりもしっかりまとめる形で→粘り込んだ内容。最後差されはしたが、持続力を示した。
7Fの出走は東京のみで、適性面でどうか？というのはあるが、テレビ山梨杯では引っ張られる展開を勝ち切っているし、ここもこなせる可能性はありそう。やはり注目。

注ロータスランド
昨年はここで勝利。その時に示したパフォーマンスはとにかく高くなっていて、それを基準に考えれば、当然扱いは上位ということになる。
１年が経過して、さすがに同じ走りは期待できないかも知れないが、昨秋の内容からは、まだまだ戦える力は残っていそう。相手には考えておきたい。

△シゲルピンクルビー
昨年４着。その時はある程度流れに乗りつつ→勝負所も攻める形から、（少し上げ切れないイメージながらも）直線止まらず…という内容で、パフォーマンスとしては十分。
久々の前走は浮上しきれなかったが、後傾の展開で仕方のない部分はあったし、もう少し平均的な脚使いになるここで巻き返す可能性は考えておきたい。