- 前半が速くなり、後半の仕掛けも早い展開が基本。
- 持久力&末の持続力(&一定の切れ)が問われる。
- 予想◎ドウデュース
参考ラップタイム
(2022&2021年⇔宝塚記念平均)ラップ傾向
(過去記事の一部修正)今年も阪神開催。まずは同舞台の宝塚記念(&コース自体)の特徴を把握した上で、過去2年のラップを眺めてみたい。
阪神2200mは、2000mと比べて最初の直線が長い分、前半が速くなりがちで、後半はしっかりと持久力が問われるコース。宝塚記念も、道中で一旦落ち着く場面はあるものの、上がりは極端に速くはなっていない。
また仕掛け自体も早くなりやすく、最後は切れよりも持続力が必要とされて、"止まらない"という戦いになる。その点で、一瞬の切れで勝負するような馬は、見せ場は作れても→結局は不発に終わる可能性が高い。
脚質的には、コースの傾向からは好位~好位差し辺りが基本となり、ある程度流れに乗りつつ→上がりをまとめられるタイプを中心には考えておきたい。
以上を踏まえつつ過去2年のラップを見ると、昨年はかなり落ち着いた流れになって傾向としては何とも言えないが、一昨年は開幕週らしくハッキリとスピード方向に出て&しっかりとした加速も入った形。
耐えるだけではなく、ある程度末脚を伸ばすことも重要にはなりそうだし、持続力を基本としつつも、一定の切れも併せ持ったバランスタイプを中心に考えたいところ。
好走の条件
・持久力&末の持続力があること(一定の切れも欲しい)
予想
◎ドウデュース
ダービーは、中団後ろでじっくりという競馬だったが、締まった展開の中で自身も道中を高い水準で進めつつ→後半で長い脚を使っての勝利。その時のパフォーマンスで考えれば、ここでも当然上位に扱える。
ダービー馬の阪神内回りというのは、往々にして適性的にどうか?とはなるのだが、この馬はある程度キビキビとした走り方をするタイプだし、元々は小倉の中距離で勝ち上がった経歴で、こなせる可能性は十分にありそう。素直に期待しておきたい。
○プラダリア
日経新春杯は、他の上位がロスなく回してきたのに対して、この馬は外を大きく回しての→3着。直線では馬場のいい所を通れた…という側面もあっただろうが、後傾の持続勝負の中で、十分に評価できる内容だった。
タイプ的には、頑張って脚を動かして…という馬なので、阪神内回りは本来こなせて良さそうだし、ある程度流れに乗る競馬であれば、粘る可能性はあっていいはず。注目。
▲キラーアビリティ
中日新聞杯は、ロングスパートの展開の中で、内からロスなく進めつつ→最後キッチリと捕える形での勝利。展開的にはハマった方だが、道中~上がりで示したパフォーマンスはまずまず高いものになっているし、一定以上の評価はできる。
現段階では潜在能力をフルで発揮できるのか?はまだ微妙だが、時とともに徐々に良くなっていきそうな雰囲気はあるし、やはりしっかりと注目しておきたい存在。
注エフフォーリア
有馬記念は、ある程度攻めた内容から→直線踏ん張っての5着。斤量が55kgの馬が上位を占めた中で、唯一57kgを背負って掲示板を確保した格好だし、改めて地力を示した。
昨春の阪神内回りでは、状態がどうだったのか?というのはあるものの、さすがに物足りない内容ではあったので、その点で本質はやはり大きく(&真っ直ぐ)走れる舞台でこそ…とは言えるが、実力的に相手には当然考えておきたい。
△マテンロウレオ
中日新聞杯は、ある程度流れに乗る内容からロスなく→上がりをまとめての2着。外枠発走ながらも内寄りに入れた好騎乗だったが、パフォーマンス的には十分なものを示しているし、ここでも上位の扱いができる。
前走・中山金杯でも差のない競馬ができていて、状態は良さそうだし、内枠から食い込んでくる可能性は考えておきたい。
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