2023年4月9日日曜日

桜花賞展望(ラップ傾向)2023


まとめ
  • 前半やや速く、一旦落ち着きつつ→上がりでしっかりと加速する展開。
  • 切れ&末脚(トップスピード)の持続力が問われる。
  • 一定の持久力は必要。

桜花賞過去10年のラップタイム

過去のラップタイムから傾向を探ってみる。

2022(スターズオンアース:1.32.9)
12.4-10.8-11.4-12.2-12.0-11.1-11.5-11.5

天候:晴 芝:良
上り4F:46.1 3F:34.1
前半4F:46.8
勝ち馬コーナー通過:10-09
勝ち馬上り3F:33.5


2021(ソダシ:1.31.1)
12.1-10.8-11.2-11.1-11.6-11.2-11.2-11.9

天候:晴 芝:良
上り4F:45.9 3F:34.3
前半4F:45.2
勝ち馬コーナー通過:03-03
勝ち馬上り3F:33.8


2020(デアリングタクト:1.36.1)
12.4-11.2-11.3-11.6-11.5-11.7-12.6-13.8

天候:雨 芝:重
上り4F:49.6 3F:38.1
前半4F:46.5
勝ち馬コーナー通過:13-12
勝ち馬上り3F:36.6


2019(グランアレグリア:1.32.7)
12.2-11.1-12.1-12.3-11.7-10.8-11.0-11.5

天候:晴 芝:良
上り4F:45.0 3F:33.3
前半4F:47.7
勝ち馬コーナー通過:03-01
勝ち馬上り3F:33.3


2018(アーモンドアイ:1.33.1)
12.3-10.7-11.5-12.1-12.1-11.5-11.3-11.6

天候:晴 芝:良
上り4F:46.5 3F:34.4
前半4F:46.6
勝ち馬コーナー通過:15-16
勝ち馬上り3F:33.2


2017(レーヌミノル:1.34.5)
12.7-10.9-11.1-11.8-11.8-11.5-11.9-12.8

天候:曇 芝:稍重
上り4F:48.0 3F:36.2
前半4F:46.5
勝ち馬コーナー通過:04-04
勝ち馬上り3F:35.4


2016(ジュエラー:1.33.4)
12.4-10.7-11.7-12.3-12.0-11.4-11.3-11.6

天候:晴 芝:良
上り4F:46.3 3F:34.3
前半4F:47.1
勝ち馬コーナー通過:16-17
勝ち馬上り3F:33.0


2015(レッツゴードンキ:1.36.0)
12.7-11.7-12.7-12.9-12.5-11.3-10.7-11.5

天候:晴 芝:良
上り4F:46.0 3F:33.5
前半4F:50.0
勝ち馬コーナー通過:01-01
勝ち馬上り3F:33.5


2014(ハープスター:1.33.3)
11.9-10.5-11.4-11.5-11.7-11.4-12.8-12.1

天候:曇 芝:良
上り4F:48.0 3F:36.3
前半4F:45.3
勝ち馬コーナー通過:18-18
勝ち馬上り3F:32.9


2013(アユサン:1.35.0)
12.4-11.0-11.4-12.1-12.0-11.9-11.5-12.7

天候:曇 芝:良
上り4F:48.1 3F:36.1
前半4F:46.9
勝ち馬コーナー通過:09-10
勝ち馬上り3F:35.5


過去10年の平均ラップタイム
12.35-10.94-11.58-11.99-11.89-11.38-11.58-12.10
1.33.81



ラップ傾向

(過去記事のほぼ転載)

過去の平均ラップタイムを見ると、前半やや速く、道中は一旦落ち着く展開で、勝負所である程度しっかり加速しつつ、ラストは少し落ちる…という形。

この舞台には、道中(3~4コーナー)から勝負所のラップが、形&水準ともにそれ程大きくバラつかない特徴があるため、このレースも基本は前半のペースによって→前後半のバランスが決まる…という構造だと言っていい。(もちろん例外はあるが)

つまり道中がほぼ一定だと仮定すれば、前半が速くなるなら、終いの粘り勝負になって→持久力&持続力が問われ、前半がゆったりと流れるなら、上がり勝負になって→切れ&末脚の持続力が問われる…と、シンプルに考えることができる。

ただし1つ注意したいのが、このコースではペースの速い展開になったとしても"直線が長い"という意識が働いて、差し馬が位置取りを気にせず自身のペースを守ることに徹する可能性があること。その点で、厳しい流れでも実際にはそれ程引っ張られずに追走できる…ということも十分にあり得る。

そうなると結局のところは、切れ&トップスピードの持続力に優れた馬が力を出し切れる可能性が高く、過去の好走馬に目を向けてみても、しっかりとした決め手を発揮した馬が→上位に入ることが多くなっている。

したがってこのレースでは、(このコースらしく)道中~上がりで発揮できる最大パフォーマンスの高い馬がやはり中心となり、上がりの性能の部分をまずはしっかりとチェックしておきたいイメージ。


好走する条件
・勝負所での切れ&末脚の持続力があること
・一定の持久力は必要




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