- 前半がかなり速く、その後は大きく緩急がついた展開。
- 持久力&(実質)持続力が問われた。
天皇賞(春)結果
1 | ジャスティンパレス | 3.16.1 | 34.9 | 08-07-07-04 |
2 | ディープボンド | 3.16.5 | 35.6 | 05-04-03-02 |
3 | シルヴァーソニック | 3.16.7 | 35.1 | 13-12-11-09 |
4 | ブレークアップ | 3.16.9 | 35.5 | 09-09-09-06 |
5 | マテンロウレオ | 3.17.0 | 35.9 | 09-08-05-04 |
天候:曇 芝:稍重
上り4F:47.6 3F:35.3
4F毎ラップ:47.1-49.2-52.2-47.6
12.3-10.8-11.9-12.1-12.6-12.0-12.0-12.6-12.8-12.9-13.3-13.2-12.3-11.9-11.5-11.9
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、スタート直後がかなり速くなり、3F目からは一応平均を下回っているものの1コーナーまでは一定以上の水準を保つ展開。後半は一旦大きく緩みつつ→3コーナーから徐々に&大きく加速する形。
今回の特徴は、何はともあれ前半の速さ。
前3Fが35.0秒で、2000mでも速い方に分類されるペースで入っており、尚且つ2F目では10秒台に突入している格好。手元にある数十年のデータにも、このような年は他にない。
その中で、先行5騎あたりは(前3Fを)35秒台で入って→全滅という結果。基本的に競馬のスピード水準で"回復"は無理なので、道中で溜めたとしても、スタートでここまでの負荷を掛けてしまっては…という印象にはなった。
中団以降の後続に関しては、道中はそこまで高い水準にはなっておらず、緩んだ向こう正面で無理なく詰められた格好だが、前半部分ではある程度引っ張られていて、後半は長い脚を使った扱い。持久力&持続力を備えていることはやはり重要だったと言える。
この先に向けては、今回は正直ジョッキーのレースでもあった雰囲気だし、見直す必要のある馬もいるだろうが、出入りの激しい展開の中で、しっかりと上がりをまとめてきた上位馬の実力(&距離適性)は当然認められる。それらの活躍にまずは期待しておきたい。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
ジャスティンパレス
前がやり過ぎている中で、中団からじっくりと進めて、後半徐々に進出しつつ→しっかりと上がりをまとめての快勝。ルメールJのペース配分もさすがの一言だが、馬自身も唯一34秒台で上がっている訳だし、当然その力は認められる。
この馬の経歴を改めて見返すと、中距離と長距離でパフォーマンスがほとんど変わっていないイメージで、それはつまり中身の良さ(=純粋な持久力の高さ)。長く&効率よく走る能力は相当高そうではある。
あとはこの先、中距離的な(筋肉への)負荷にどこまで耐えられるか?という部分に注目していきたいところ。
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