2023年9月10日日曜日

セントウルステークス展望(ラップ傾向&予想)2023


まとめ
  • 一定以上のスピードを刻み続ける展開が基本。
  • 持続力が問われる。
  • 予想◎アグリ

過去のラップタイム

2022 11.8-10.2-10.5-10.8-11.2-11.7 32.5-33.7 中京開催
2021 11.9-10.3-10.7-10.9-11.1-12.3 32.9-34.3 中京開催
2020 11.8-10.3-10.9-11.4-11.6-11.9 33.0-34.9 中京開催
2019 11.9-10.3-10.8-10.8-11.3-11.6 33.0-33.7
2018 12.0-10.5-10.8-11.3-11.5-12.7 33.3-35.5
2017 12.2-10.8-10.8-11.1-11.1-11.5 33.8-33.7
2016 12.3-10.2-10.6-10.8-11.2-12.5 33.1-34.5
2015 11.9-10.8-11.3-11.1-10.9-11.8 34.0-33.8
2014 11.8-10.3-10.8-11.0-11.2-12.3 32.9-34.5
2013 12.0-10.9-10.9-11.0-10.9-11.8 33.8-33.7

過去10年の平均ラップタイム(2020~2022年は除く)
12.01-10.54-10.86-11.01-11.16-12.03
1.07.61 33.41-34.20



ラップ傾向

ラップタイムを見ると、前半はミドルペース~やや速い流れで、その後は徐々に減速しつつも一定以上の速いスピードを刻み続けて、ラスト1Fだけ落ちる…という形。

ここの特徴は、ラップの真ん中4F(2F~5F目の区間)の速さで、レースの上がり自体は速くなっているものの、単純な性能勝負という訳ではない。高い水準に"居続ける"という性質の中で、適性的にはスピード持続力が問われることになる。

脚質的には、開幕週なので当然ある程度流れに乗る馬が優勢になるが、(粘りのみが身上で)単純にここの速い上がりに対応できないタイプもいるため、それを決め手のある後続が差し切る…という事態は想定しておきたいところ。


好走する条件
・(先行力&)スピード持続力があること



予想


レースの時間帯の天候が怪しいが…。

◎アグリ
阪急杯は、速いラップを刻み続ける…という展開の中で、番手から→しっかりと押し通しての勝利。7F戦ながら6F戦レベルの高い水準をキープ…ということが出来ていて、その時のパフォーマンスで考えれば、ここでは普通に上くらいの扱いになる。
G1の2戦で一旦は壁に当たる格好になったが、その経験を踏まえて立て直しつつ→ここで巻き返す可能性はあっていいはず。期待しておきたい。

○ビッグシーザー
同舞台マーガレットSは、前半からある程度脚を使いつつ→上がりをしっかりとまとめる形での完勝。持続力を示した。
馬場の速さで(絶対的な)スピード方向に寄った前走は負けたが、ここではもう少し地の強さが問われるだろうし、前進する可能性は当然考えておきたい。

▲エイシンスポッター
前半は毎回ほぼ受け流している格好だが、後半の決め手ではハッキリと上という存在。
前走CBC賞に関しては、勝負所からのコース取りでスムーズさを欠いた部分もあり、ここは巻き返す可能性がある場面だし、タイプ的にはやはり一発の怖さはある。
展開(&馬場)次第ではまとめて交わす可能性も考えておきたい。

注モリノドリーム
前走TVh杯は、前半を少し受け流しつつ、自身は前後半をほぼイーブンという形で、一定以上の高い水準をキープしての勝利。持続力を示した。
その時は少し馬場が掛かる状態ではあったので、そのままここで再現できるか?は微妙なところもあるが、パフォーマンス的には十分戦えていい。注目はしておきたい。

△ジャングロ
前走アイビスSDは、ハッキリとした前傾の展開で控えた馬が優勢になった中で、ある程度流れに乗りつつ→上がりもまずまずまとめた格好。1年以上の休み明けで、いきなりのハイスピードに対応していることからも、一定の評価はできそう。
叩き2走目となり、結果を出している距離&舞台で前進する可能性は考えたい。

△スマートクラージュ
同舞台・京阪杯は、ロスなく回してきた格好だが、前後半をほぼイーブンでまとめての3着。持続力を示した。
前半から脚を使わされ過ぎるとどうか?という部分もある馬だが、前走CBC賞でも斤量を背負いつつも格好はつけたし、実力的にやはり食い込んでくる可能性は考えたい。



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