2023年9月24日日曜日

神戸新聞杯展望(ラップ傾向&予想)2023


まとめ
  • 道中ある程度高い水準から→上がりが速くなる。
  • 持久力&決め手が問われる。
  • 予想◎ハーツコンチェルト

過去のラップタイム

2022 12.7-10.6-11.4-12.6-12.7-12.5-12.3-11.6-11.4-11.2-12.1 中京11F開催
2021 13.1-11.4-12.5-13.6-13.2-12.8-12.5-12.4-11.9-12.2-12.4 中京11F開催
2020 12.6-10.9-11.5-12.4-12.5-12.3-12.1-12.0-12.2-11.8-12.2 中京11F開催
2019 12.9-11.3-12.9-13.1-13.2-13.5-13.3-12.5-11.8-10.8-10.2-11.3
2018 13.0-11.2-12.5-12.5-12.7-12.5-12.5-12.3-11.8-11.2-11.3-12.1
2017 12.9-11.8-12.2-12.4-12.1-12.3-12.3-12.2-11.9-11.3-11.4-11.8
2016 12.7-11.4-12.2-12.8-12.3-12.7-12.8-12.6-11.6-11.5-11.4-11.7
2015 12.6-11.1-12.8-12.9-13.0-13.1-12.7-12.4-12.0-11.0-11.4-11.7
2014 12.9-11.2-12.5-12.4-11.8-12.4-12.2-11.9-11.8-11.3-11.6-12.4
2013 12.5-10.5-12.3-12.3-12.2-12.5-13.0-13.0-12.0-11.1-10.8-12.6

過去10年の平均ラップタイム(2020~2022年は除く)
12.79-11.21-12.49-12.63-12.47-12.71-12.69-12.41-11.84-11.17-11.16-11.94
2.25.51



ラップ傾向

(過去記事に一部加筆)

過去の平均ラップタイムを見てみると、前半はミドルペースくらいで入って、道中は一旦落ち着く形になっているものの極端には緩まない展開で、その後はコーナー部分~直線でしっかりと加速して、上がりが速くなる。

この距離なので、道中じっくりと進める形からの上がり勝負…ではあるのだが、基本的には一線級がしっかり勝つレースだけあって、その水準自体は低くない。つまりこの舞台で、勝負所までしっかり余力を残すためには、長い道中で如何に無駄脚を使わないかが重要で、結果的に高い持久力が問われることになる。

また上がりの部分では、展開的にしっかりとした加速が入るので、そこで置かれないための切れは当然必要で、さらにラスト3Fから全開…という形になっているために、そこから長い直線を最後まで伸び切れるかどうか…という点も、勝敗を分ける要素にはなりそう。

※以前と比べると道中が落ち着くケースも増えている印象だが、その場合でも"無駄脚を使わない"実力馬が、上がりでも勝っているイメージ。傾向は踏襲したい。


好走する条件
・高い持久力が必要
・切れ&(トップスピードの)持続力があること



予想


◎ハーツコンチェルト
ダービーは、(道中が緩んだとは言え)早い段階で外から押し上げつつ、上がりも長い脚を使う展開の中で、最後までしっかりと伸び切っての3着。青葉賞では、もう少し高い水準のラップを踏みつつ→上がりをまとめられているし、とにかく2400mに距離を延ばして、それまでとは一線を画したパフォーマンスを発揮している。
その2戦の内容を合わせれば、当然上位扱いになるし、ここは素直に推しておきたい。

○ナイトインロンドン
前走・阿寒湖特別は、道中をまずまずの水準で進めつつ→上がりをまとめての勝利。
後半は鞍上が追い通し…という感じだったので、本質的にはここにピッタリという訳ではないだろうが、その分止まらない強さは感じさせるし、東京でも一定以上の上がりを安定して発揮できている点から、全くこなせない…ということもなさそう。
少しでも積極的な競馬をすれば、上位に残る可能性は十分。注目しておきたい。

▲サヴォーナ
前走・信夫山特別は、落ち着いた入り方での逃げだったが、道中をある程度高い水準で進めつつ→上がりをまとめての勝利。持久力を示した。
同舞台・ゆきやなぎ賞でも、(前半はともかく)道中~上がりで高いパフォーマンスを発揮しているし、それなりのポジションを確保できれば、好走の可能性も十分あるはず。
妙味も大きいし、ここは積極的な考え方をしてみたい。

注サトノグランツ
同舞台・ゆきやなぎ賞は、落ち着いた入り方をしたが、道中~上がりという形で高いパフォーマンスを発揮。その時の内容であれば、ここでも上位に扱える。
ダービーが後方から→結果的には周って来ただけ…という内容になったので、おそらく今回はポジションが変わってくるだろうし、ある程度流れに乗りつつ→上がりをまとめて、巻き返す可能性は十分あって良さそう。

△ファントムシーフ
皐月賞は、位置取り的にはハマった方だが、展開に引っ張られて自身も高い水準のラップを踏んでの3着。その地力と他のレースでの上がりを合わせて、やはり上位扱いになる。
走法的には、この距離が合っているかどうか…というところはあるので、評価としては少し控えるが、実力的に食い込んでくる可能性は当然考えておきたい。

△ロードデルレイ
デビューから3連勝。その全てで33秒台前半の上がりを発揮して、性能は十分に示しているし、パフォーマンス(数字)的にも上位という扱いになっている。
現時点では地力の裏付けに乏しいので、今回はそこを更新できるなら…という条件付きとはなるが、やはり相手には考えておきたい。



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