- 前半速く、道中で一旦落ち着きつつ→後半はロングスパートの展開。
- 持久力&持続力が問われた。
菊花賞結果
1 | ドゥレッツァ | 3.03.1 | 34.6 | 01-01-03-02 |
2 | タスティエーラ | 3.03.7 | 34.8 | 09-11-09-08 |
3 | ソールオリエンス | 3.04.0 | 35.1 | 11-12-12-08 |
4 | リビアングラス | 3.04.1 | 35.9 | 03-03-01-01 |
5 | サヴォーナ | 3.04.1 | 35.6 | 15-15-03-02 |
6 | ハーツコンチェルト | 3.04.1 | 35.3 | 04-05-06-08 |
7 | マイネルラウレア | 3.04.1 | 35.1 | 15-15-12-12 |
天候:晴 芝:良
上り4F:46.5 3F:34.9
3F毎ラップ:35.5-37.8-38.9-36.0-34.9
12.7-11.7-11.1-12.3-12.6-12.9-13.1-13.0-12.8-12.3-12.1-11.6-11.7-11.4-11.8
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、前半がかなり速くなって、その分道中は早い段階で一旦落ち着く展開。そこから向こう正面でペースアップしつつ→ラスト4Fの戦いになった。
今回の特徴は、まずはスタート直後の速さ。道中の流れは平均よりも早い段階で緩んだ…というのは確かだが、それはある程度しっかりと引っ張られてからの話だし、やはり一定以上の持久力は必要とされたはず。
また後半に関しては、3コーナー手前の上り坂にあたる区間からペースが上がっていて、そこからさらにラスト4Fは11秒台のラップをキープした格好(最後は勝ち馬のみだが)。相当に長い脚を使った扱いになるし、適性的には当然、持続力が問われた。
脚質的には、上位は一応前後まんべんなく…という印象だが、各馬の積極的な動きが目立った今回の場合は、位置取りよりも「脚の使い所」の問題が大きそう。特に上位2頭の内容を見れば明らかだが、勝負所までじっくりと待った馬が優勢になった。
(その点では"名手"のレースだったとも言えそう)
この先に向けては、ペースや展開はともかく、全体としての水準はちゃんと高く出ているし、完勝の勝ち馬を筆頭に、まずはシンプルに上位馬の活躍に期待したいところ。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
ドゥレッツァ
後半のペースアップに極力つき合わず、鞍上の仕掛けのタイミング…というところでの上手さはやはり光った一戦だったが、それを考慮しても、前半の速い区間で押し上げて→ハナに立った格好。そこでかなり脚を使っていたことは間違いないし、それでいて上がりでもうひと脚を使ってみせた。強い馬が勝った菊花賞になった印象ではある。
格の高いところは今回が初めて…というところで、道中水準の部分での裏付けはもう少し欲しいが、この内容を示せるのであれば、今後の期待も当然大きくなる。
見極めるべきところは見極めつつ、しっかりと注目していきたい。
タスティエーラ
ぶっつけということもあり、テンションは高めに映ったが、流動的な展開の中でもしっかりと我慢させて、上がりをまとめての浮上。さすがという鞍上の騎乗でもあったし、それに応えた馬も改めてその実力を示した。
今後は年内出走があるなら有馬記念とのこと。この馬はダービー馬ではあるものの、(サトノクラウン産駒でもあるし)どちらかと言うとグランプリ型か…というイメージにもなるし、適性的には普通にハマって良さそうに思える。当然注目はしておきたい。
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