- 道中高い水準から、後半はかなり長い脚を使う展開。
- 持久力&末脚の持続力が問われた。
エリザベス女王杯結果
1 | ブレイディヴェーグ | 2.12.6 | 34.4 | 05-05-05-05 |
2 | ルージュエヴァイユ | 2.12.7 | 34.3 | 07-07-08-08 |
3 | ハーパー | 2.12.8 | 34.8 | 03-03-03-03 |
4 | ライラック | 2.12.9 | 34.2 | 10-10-11-12 |
5 | ジェラルディーナ | 2.12.9 | 34.7 | 07-07-07-05 |
6 | サリエラ | 2.12.9 | 34.2 | 13-13-13-12 |
天候:曇 芝:良
上り4F:46.9 3F:35.1
前半1000m:61.1
12.5-11.4-12.6-12.5-12.1-11.9-12.7-11.8-11.6-11.5-12.0
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、スタートは平均的な入り方をしたが、道中は向こう正面でしっかりとペースが上がった展開。その後は一瞬緩んだ場面もあったものの、早めのスパートから→最後だけ少し落ちる形。
今回の場合は、前2頭が途中後ろを離して作ったラップだが、それを追い掛けた後続も、近年(京都開催)の中では道中をかなり高い水準で進めていた扱い。当然、直線まで余力を残すためには、持久力が必要とされた。
またレースラップの中で前が一旦緩めた区間では、後続は詰めていたので、後半は実質かなり長い脚を使った格好になる。適性的には、末脚の持続力が問われた。
脚質的には、ある程度好位~中団後ろまで一応幅広く来ていて、地力が反映されたと言えそうだが、上位は馬番が1~3番という決着で、それらは枠を活かしてロスなく回ってきた馬たち。道中~上がりで速いラップを刻む中で、外の馬が脚を使い過ぎたことが→直線での伸びの差につながった可能性はありそう。
この先に向けては、コース取りなどによる多少の上げ下げは必要になるかも知れないが、とりあえず今回の上位陣の地力は信頼して良さそう。それらの活躍にまずは素直に期待しておきたいところ。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
ブレイディヴェーグ
ロスのない立ち回りではあったが、これまでとはハッキリ異なる条件の中でもパフォーマンスを落とさず、直線でもしっかりとした脚を使っての戴冠。その実力は当然認められるし、浅いキャリアでこの水準まで到達した点も含めて、素晴らしい!の一言。
今後はどのような過程を辿るのか分からないが、方向性としてはやはり決め脚を活かせる舞台…というイメージになるし、4歳になって府中のG1に登場してきた場合に、どこまで更新してくるのか? 今から楽しみではある。
ルージュエヴァイユ
この展開の中で経済コースを通れたことはやはり大きかっただろうし、臨戦過程、状態なども含めて、とにかくかみ合っていた印象だが、単純に自身の数字だけを見れば、道中~上がりで高いパフォーマンスを発揮しての浮上。その力はやはり認められる。
中距離一貫という形で強さを示したエプソムCの内容からは、この距離(以上)で前半からもっと引っ張られてどうか?というのはあるが、次戦以降も当然注目はしておきたい。
ハーパー
離れた好位インから→直線はビュッとは来ないものの、最後までシブとく脚を伸ばしての3着。再び好走まで…だったが、自身が踏んだ水準は高く、しっかりと更新してきた。
これまでの経歴からも、ラストをあと1つ上げ切れない部分はあって、そのイメージで考えると、グランプリ型のコース設定の方がハマる可能性があるのかも知れない。
もうしばらくじっくりと観察しつつ、追い掛けていきたい。
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