2023年11月12日日曜日

福島記念展望(ラップ傾向&予想)2023


まとめ
  • 前半が速くなり、さらに後半も仕掛けの早い展開。
  • 高い持久力が問われる。
  • 予想◎ダンディズム

過去のラップタイム

2022 12.1-10.9-11.2-12.6-12.6-12.4-12.2-12.0-11.9-12.3
2021 11.9-10.8-10.9-11.9-11.8-11.9-12.4-12.4-12.1-13.1
2020 12.6-11.3-11.8-11.9-12.0-11.8-11.7-12.0-12.1-12.4
2019 12.3-11.3-11.5-12.1-12.0-12.3-12.1-12.1-11.7-12.1
2018 12.3-10.9-11.2-11.7-11.5-12.0-12.1-12.3-12.1-12.2
2017 12.5-11.9-11.7-12.8-12.7-11.4-11.6-11.6-11.5-12.5
2016 12.3-11.3-12.0-12.8-12.6-12.1-11.8-11.6-11.5-12.8
2015 12.4-11.1-11.8-12.2-12.8-12.4-12.1-12.6-12.0-13.1
2014 11.8-11.1-11.9-12.3-12.3-12.2-11.8-11.7-11.2-11.8
2013 12.0-10.9-10.8-11.7-12.1-12.6-12.3-11.6-11.2-12.1

過去10年の平均ラップタイム
12.22-11.15-11.48-12.20-12.24-12.11-12.01-11.99-11.73-12.44
1.59.57



ラップ傾向

(過去記事の一部修正)

ラップタイムを見ると、前半が速くなって、道中は一旦は落ち着きながらも極端には緩まない展開。後半は徐々にペースアップしつつ、4コーナー~直線半ばで一気に力を使って→最後はラップが落ちる形。

ここの特徴は、"前半部分の速さ"と、スパイラルカーブ&直線の短さという意識に由来する"仕掛けの早さ"の2点。

スタート直後にある程度引っ張られつつ、3コーナー辺りからジワジワ加速していく…という展開によって、道中息の入らなかった馬が少しずつ淘汰されていくサバイバル的な要素の強いレースとなり、持久力の高さがしっかりと反映される。

脚質的には、ラスト1Fのラップが落ち込むことで、直線で隊列がガラっと変わることも当然あり得るが、それ以上に、この展開に耐えられるかどうか?…という部分がまずは重要なので、その裏付けだけはしっかり取っておきたいところ。


好走の条件
・高い持久力が問われる



予想


引っ張りそうな馬が複数いて、とりあえずは速くなりそう…。

◎ダンディズム
関門橋Sは、ハイペースに引っ張られて、自身も道中を高い水準で進めつつ→上がりをまとめての2着。その時のパフォーマンスで考えれば、ここでも上位扱いになる。
メンバー的には今回も同じような厳しい展開になって、持ち味を活かせる可能性がありそうだし、人気の甘いここは積極的に推し切っておきたい。

○ホウオウエミーズ
マーメイドSは、展開に引っ張られて、道中を高い水準で進めつつ→上がりをまとめた格好。その後の同舞台・七夕賞などの好走も含めて、実力はやはり上位。
脚を細かく動かす走法的には、この舞台で後ろから外を回してくる騎乗だと微妙な部分はあるが、内寄りの枠に入ったし、捌く選択から→浮上してくる可能性は十分にあるはず。

▲アケルナルスター
2走前・五稜郭Sは、向こう正面で押し上げる形で、道中かなり脚を使いつつ→上がりもしっかりとまとめての勝利。その時のパフォーマンスで考えれば、ここでも上位。
前走でもポジションを上げる競馬をしていて、ここの展開でそれをした場合、やり過ぎになるリスクもあるが、そこは臨機応変に、じっくりと仕掛ける騎乗に期待したい。

注カントル
前走・小倉日経OPは、速い流れの中で、自身も追走でかなり脚を使いつつ→上がりをまとめての勝利。前から粘った相手を何とか交わした格好ではあるが、そのパフォーマンスは単純に高く、ここでも上位に扱える。
前半をある程度受け流しつつ→食い込んでくる可能性は考えておきたい。

△シルトホルン
前走オクトーバーSは、道中をまずまずの水準で進めつつ→上がりをしっかりとまとめた格好。福島では重賞で2着した経験もあるし、実力はやはり上位。
速い馬がいる今回は、高い位置取りにこだわった場合のリスクがあるが、前を行かせるだけ行かして、離れた好位…というような競馬なら、可能性としてはありそう。



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