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2023年11月26日日曜日

ジャパンカップ展望(予想)2023



予想


トップが強すぎて、海外のレースならかなりの少頭数になりそうな状況だが、ここは日本。なんとフルゲート。外国馬は1頭のみになってしまったが、条件馬や地方所属馬までそろっていて、多様性のあるメンバー構成が、華を添えてくれている。

とは言え、ここは真のトップクラスの頂上決戦。勝負になりそうな馬はおなじみのメンバーたち…という印象だし、あとはパンサラッサの作る展開によって、適性面で多少の変化があるかどうか?というくらい。

とにかくこのレースは、姿勢を正して、シンプルに楽しみたい。


◎イクイノックス
天皇賞は、道中がトップレベルのマイル水準で流れた中で、好位から進めつつ、直線も一完歩ずつグイグイと伸びを見せて→しっかりと持続させての完勝。
強い!とか、異次元!とか、どう表現すれば相応しいのか未だに分からないくらいだし、(データ的な)内容としてもとにかく見たことがない数字が並んでいる。そのパフォーマンスを今回の2400mに換算して考えてもやはり同じで、当然、上の扱いになる。
あとの問題は、それだけの激しい競馬をした直後ということで、反動がなければ…というくらいだが、そこは結局走ってみなければ…となるし、馬体などからもそうは見えない今の段階では、嫌うほどの要素にはならない。
結果がどう転ぶにしても、とりあえずは素直にこの馬の走りを堪能したい。

○リバティアイランド
同舞台のオークスは、(特に)後半が締まった展開の中で、1頭だけさらに1段上のギアチェンジをしつつ→突き抜けての圧勝。その時のパフォーマンスは、ジャパンCでも(成長分&斤量込みで)普通に勝ち負けでいいと思える…ものだった。天皇賞の前までは。
あれだけの競馬をした相手が、(反動などもなく)ここで同じだけの走りができるのか?は分からないが、それでも数字の比較で考えていく中では、上に取ることはなかなかできない状況になってしまった…。
オルフェーヴルに対するジェンティルドンナのように、もちろん可能性はある。可能性はあるが、評価としては2番手にせざるを得ない。

▲ダノンベルーガ
前走・天皇賞は、厳しい展開の中で位置取りとしては後方からの扱いだったが、直線で競り合った2&3着馬と比べれば積極的な内容ではあったし、単純に自身が道中~上がりで示したパフォーマンスは相当なもの。単独で考えれば、しっかりと地力をつけている…と思わせる競馬だった。
その時と比べれば、さすがに今回の追走水準は(少なくとも絶対的なスピード基準では)楽になるだろうし、モレイラJがタイミングを計りつつ→切れを活かす騎乗をすれば、昨年から前進する可能性は十分。注目しておきたい。

注スターズオンアース
昨年のオークスは、道中を高い水準で進めつつ→しっかりとした決め手を発揮しての勝利。1年後輩のリバティアイランドがあれだけの競馬をしたために、少し目立たなくなっているが、こちらも同舞台で十二分に高いパフォーマンスを示している。
大阪杯の時のように締めつけられての強さも見せているし、中間が順調ならば、クラシックホースの4歳秋ということで、割って入るか?という可能性を考えたい存在。
走ってみなければ…という部分があり、評価としてはここまでだが、当然相手には。

△ディープボンド
京都大賞典は、道中以降が締まって、ロスなく回すことが重要になった中で、外から進めて→唯一掲示板を確保…という3着。改めて力を示した。
そのレースは、どちらかと言うとグランプリ型の舞台につながりそうな展開だったので、ここがシンプルな切れ勝負になった場合は分が悪くなりそうだが、その点ではパンサラッサがいる状況は、この馬にとってはプラス。体力勝負&持続寄りの展開に傾くようなら、持ち前のフットワークで惰性を効かしつつ→粘り込む目はあっても良さそう。

△ドウデュース
元々はこの舞台の強いダービー馬。その時点でのパフォーマンスだけで考えても、十分に高い数字を示していて、ここでもやはり上位扱いになる。
ただし天皇賞に関しては、厳しい展開の中で(勝ち馬を見るようなポジションで)ある程度流れに乗ったということもあるが、番手でより厳しい競馬をしたガイアフォースを交わせていない点がどうか…。決して順調とはいかなかった中での久々の状態だった訳だし、そこを叩いて→ここで巻き返す可能性は当然あるが、評価はこの位置に止めておく。




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