- レースを通して高い水準のラップを刻み続ける展開。
- 極限レベルの持久力&持続力が問われた。
天皇賞(秋)結果
1 | イクイノックス | 1.55.2 | 34.2 | 03-03-03 |
2 | ジャスティンパレス | 1.55.6 | 33.7 | 10-10-10 |
3 | プログノーシス | 1.55.8 | 33.9 | 11-11-10 |
4 | ダノンベルーガ | 1.55.8 | 34.3 | 08-07-07 |
5 | ガイアフォース | 1.56.2 | 35.5 | 02-02-02 |
天候:晴 芝:良
上り4F:46.1 3F:34.7
前後半1000m:57.7-57.5
12.4-11.0-11.5-11.4-11.4-11.4-11.4-11.6-11.4-11.7
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、前半からある程度速くなりつつ、道中も全くペースが緩まずに高い水準に居続ける展開。そこから勝負所では多少の緩急はついているものの、上がりも最後まであまり落とさない形。
とにかく今回は、数字がおかしい…。
勝ち時計ももちろんだが、並んでいるラップの字面を見れば7Fのもの…と言っていいくらいだし、(馬場差を考慮しても)道中水準がトップクラスのマイル級になっている。
トーセンジョーダンの(当時の)スーパーレコードでも、上位馬はやはり相当な水準のラップを踏んでいたのだが、今回の2~4着馬あたりでもそれを超えているくらいだし、その流れの中で、前半から流れに乗りつつ→上がりも落とさずに完勝した馬がいた模様。
適性としては、極限レベルの持久力&持続力が問われたレースで、ごまかしは全く利かず、しっかりと地力が反映されたと言えるし、脚質的には、前半で少しでも温存できた差し馬が(本来は)有利になった。
この先に向けて…も何もなく、興味はイクイノックスが次はどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか?ということになるし、当然そこは楽しみに待ちたい。
あとは2着以下に関しても、前述のように上位の水準は高く、それらにとってもこのレースはやはり大きな裏付けになっている。好位からそれなりに粘っている馬もいたりするし、それぞれの挙動をチェックしつつ、しっかり注目しておきたい。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
イクイノックス
それまでの8戦で、この馬のことは知っている気になっていたのだが、本当は何も分かっていなかった…という事実を突きつけられた思い。
前述のように理解を超えた数字が並んでおり、後方の馬がこぞって浮上した展開の中で、好位から→押し通すという、内容としても破格のパフォーマンス。相対評価のレーティング的な世界最強というだけでなく、絶対評価としても(厳密にはそんなものはないが)そう認めてもいいのでは…と素直に思える勝利だった。
秋華賞のリバティアイランドに関する記述の中で、「(古馬とも)数字的には、普通に出来る」というようなことを書いたのだが、さすがにこれを見ると…一旦撤回したくなる。
その対決が期待できそうなジャパンCに関しては、反動という点だけは気になるが、これだけの負荷が掛かったあとで→あっさり…となったら、それこそ本当の怪物。伝説になりそう。当然、大注目しておきたい。
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