2024年2月4日日曜日

きさらぎ賞展望(ラップ傾向&予想)2024


まとめ
  • 一旦落ち着く形だが、水準自体はある程度高い展開になる。
  • 持久力&末脚の持続力が問われる。
  • 予想◎ウォーターリヒト

過去のラップタイム

2023 13.0-10.7-12.5-12.6-12.4-12.1-12.1-11.3-11.1-11.9 中京10F
2022 12.7-11.3-12.2-12.3-12.1-11.9-12.1-11.9-11.8-12.2 中京10F
2021 13.1-11.6-12.7-12.0-11.8-11.9-12.3-11.9-11.5-12.2 中京10F
2020 12.8-11.8-12.1-12.8-12.5-12.2-11.4-11.2-11.5
2019 13.0-11.3-12.0-12.3-12.6-12.4-12.0-11.5-11.9
2018 12.8-11.9-12.1-12.5-12.0-12.1-12.2-11.5-11.7
2017 12.9-11.6-12.0-12.5-12.6-12.4-12.2-11.7-12.2
2016 12.9-10.8-11.8-12.0-12.3-12.2-11.7-11.9-11.3
2015 13.0-11.6-11.7-12.6-12.7-12.1-11.7-11.6-11.6
2014 13.0-11.5-11.3-11.6-12.5-12.2-11.9-11.6-12.0

過去10年の平均ラップタイム(2021~2023年は除く)
12.91-11.50-11.86-12.33-12.46-12.23-11.87-11.57-11.74
1.48.47



ラップ傾向

(過去記事のごく一部修正)

ラップタイムを見れば、前半はミドルペースで流れて、道中は一旦落ち着く展開となり、3~4コーナーで徐々に加速しつつ、上がりはある程度速くなる形。

このレースは、形としては緩む展開になっているのだが、この時期の馬にしては低くない水準で流れるため、追走部分で無駄脚を使わずにしっかりと余力(脚)を残す…という意味で、純粋な持久力が反映されやすい。

恐らくそのことが、このレースが距離の近い皐月賞よりも、ダービー&菊花賞へつながりやすい要因だと言えそうで、イメージとしては3歳秋の2400mくらいに捉えておきたい。

そしてその"持久力"という部分をクリアできることを大前提として、やはりこのコースなので、上がりでトップスピードを持続できる…という点を、適性面では重視したいところ。


好走する条件
・高い持久力を備えていること
・末脚の持続力があること



予想


◎ウォーターリヒト
前走・シンザン記念は、初のマイル戦で、展開に引っ張られて(この馬のポジションでも)前半~道中を高い水準で進めつつも→上がりをしっかりとまとめての3着。ペースに対する一定の耐性&終いを伸び切れることを示した。
その内容を受けての今回、1つ距離が延びてピッタリとハマる可能性はあって良さそうだし、個人的に前走の組は注目してみたい…というのもあり、ここは推し切っておく。

○ビザンチンドリーム
新馬戦は、道中をまずまずの水準で進めつつ→しっかりとした決め手を発揮しての勝利。初戦のパフォーマンスとしては十分に高く、実力を感じさせた。
コーナリングに少しあやしさがあるので、内回り型から→外回り型のコースに替わることもプラスに働きそうだし、可能性としてはやはり頭まで考えておきたい存在。

▲ファーヴェント
東スポ杯2歳Sは、展開に引っ張られて、自身も道中を高い水準で進めつつ→上がりをまとめた格好。そこで示したパフォーマンスで考えれば、ここでも普通に上位に扱える。
タイプ的に、もう少し距離が延びても問題なさそうなイメージで、ここの条件に対しても適性はありそうだし、これも可能性はしっかりと考えておきたいところ。

注ブエナオンダ
前走・若駒Sは、引っ張られる展開の中で、道中を高い水準で進めつつ→上がりをまとめた格好。途中ポジションを上げる動きをしたこともあり、最後は伸び切れなかったものの、一定の地力はしっかりと示した。
新馬戦で見せた性能と合わせれば、ここでも食い込んでくる可能性は十分。注目したい。

△ジャスティンアース
前走は、道中は一旦しっかりと溜めた格好だが、前半である程度脚を使いつつ→上がりをしっかりとまとめての勝利。一定の実力を示した。
地力の部分ではしっかりとした更新がやはり必要だが、馬体や走法からは、長めの距離に対する適性を感じさせるし、ここでも好走してくる可能性は考えておきたい。



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3 件のコメント:

  1. ひまんたい2024年2月4日 17:12

    ○→◎での的中お見事です。頭まであと少しでしたが……
    ウオーターリヒトはしぶとく差してこれるタイプのようですね。少しファストタテヤマを思い出しました。
    定年の河内調教師に重賞勝利をプレゼントすることはかないませんでしたが、転厩後も引き続き頑張って欲しいです

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    1. ありがとうございます。(ハナ差が…お察しください)

      (河内Tは来年? でしょうか。)
      しかし自分が競馬を見始めた頃には騎手として乗っていた方が、調教師の定年…というのは感慨深さがあります。

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    2. ひまんたい2024年2月7日 23:28

      河内先生はもう一年残っていましたね。記憶違いをしておりました……
      となると最後のクラシックに挑める馬に巡り会えた、と言いたいところですが、1勝馬なのでまだ賞金が厳しいですかね。そういう意味でも惜しいハナ差でした

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