2024年3月24日日曜日

高松宮記念展望(予想)2024



予想


秋G1の上位馬がそろった中で、新星と呼べる存在や香港馬もいて、近年の中でも高いレベルでの混戦模様になっている。

それでも個人的には、本命は早い段階から決まっており、その馬が出走してきたからには素直に推すのみ…となるし、あとは各馬それぞれの適性や枠を考慮しつつ、細かく上げ下げを考えてみたい。


◎ルガル
前走・シルクロードSは、厳しい展開になって最後は差し馬が浮上した中で、好位から堂々と押し通しての完勝。単純に強い競馬だったと言えるし、そこで示したハイパフォーマンスで考えれば、ここでも普通に上くらいの扱いになる。
上がりの速い展開では勝ち切れないタイプだが、末脚自体はちゃんと伸ばせているし、しっかりと地力が問われる近年のこのレースでは、特に問題は見当たらない。
強気に行き過ぎた場合のリスクもなくはないが、今のしっかりとした馬体は簡単には崩れない雰囲気があるし、この馬に関しては、無条件で推し切っておく。

○マッドクール
スプリンターズSは、ロスのない内容だったが、前半から脚を使いつつ→上がりをしっかりとまとめての僅差の2着。力を示した。
この舞台ではCBC賞こそ崩れたが、シルクロードSや知立Sで高いパフォーマンスを示していて、本来は適性を備えているイメージだし、大きく負けているのは、外を回してなし崩し的に脚を使った時…というところで、今回は内枠を確保。ここぞ!というタイミングで脚を使いつつ→好走してくる可能性は十分にありそう。注目しておきたい。

▲ママコチャ
スプリンターズSは、スタート直後こそ無理はしなかったが、道中から前掛かりな競馬をしつつ、直線は早め先頭から→しっかりと押し通しての勝利。高い地力を示したし、その時のパフォーマンスで考えれば、ここでも当然の上位扱いになる。
6F戦で経験しているのは"耐える"戦いのみなので、その点で未知の部分はあるが、元々はもう少し長い距離で末を伸ばすことも出来ていた馬なので、普通にこなしてきても全くおかしくはない。当然可能性は考えておきたい。

注ナムラクレア
昨年ここでは2着。スプリンターズSでもちゃんと格好はつけたし、現状のこの路線では当然上位に扱える存在にはなる。
溜めればしっかりと末を伸ばせるタイプ的にも、舞台としては中山よりも中京の方がハマるイメージだし、適性面からは前進を見せてもいいはず。
前走が7F戦で、前半を完全に受け流した内容…という臨戦過程が、スプリントG1に対しては微妙な印象にもなるため、少し推し切れなかったが、やはり注目はしたい。

△ビクターザウィナー
香港スプリントは、(例年より時計が掛かっていたことを考えれば)展開が流れた中で、番手から→しっかりと見せ場を作っての粘り込み。負けはしたものの、地力を示した。
一方でセンテナリースプリントCは、かなり落ち着いた展開の中で、後半しっかりと上げる形での押し切り。両者の合わせ技で考えれば、ここもこなせる可能性はありそう。
位置取りのリスクはあるが、香港馬は中京にはハマるイメージだし、やはり注目。

△トウシンマカオ
オーシャンSは、前半からある程度脚を使いつつ→上がりをしっかりとまとめての勝利。安定した内容ではあったし、とにかく今は状態が良さそうではある。
中京ではあと1つ結果を残せていない点で、コースへの適性は微妙なイメージもあるため、評価としては推しきれない部分はあるが、末を伸ばすこと自体はできる馬だし、克服してくる可能性も十分にありそう。相手にはしっかりと考えておきたい。

△ウインマーベル
阪神C&阪急杯を連勝。脚の使い方としては多少異なっているものの、どちらも前傾の内容から→上がりをまとめた格好で、しっかりと地力を示したし、距離短縮&この舞台に対してもつながって良さそうな印象にはなる。
今年も外枠を引いた点で、どのような競馬をするのか?というのはあるが、食い込んでくる可能性はやはり考えておきたいところ。



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